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J-GLOBAL ID：200902290886046928   整理番号：08A0904135

Na添加Mg₂Siの熱電特性

Thermoelectric Property of Na-Doped Mg₂Si

著者 (6件)： 丹羽陽亮 (豊橋技術大学生産システム工学系) ,  戸高義一 (豊橋技術大学生産システム工学系) ,  梅本実 (豊橋技術大学生産システム工学系) ,  山名啓太 (株式会社豊田自動織機) ,  木下恭一 (株式会社豊田自動織機) ,  谷澤元治 (株式会社豊田自動織機)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 72  号： 9  ページ： 693-697 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Mg₂Siは,400K付近でパワーファクタ(PF)のピークをもつn型半導体熱電材料である。軽量なため,移動体への搭載に注目されている。本研究では,p型Mg₂Siを作製するため,添加元素としてNaに注目した。第一原理計算による特性の予測と,固液反応(SLR)法で作製したNa添加Mg₂Siの熱電特性の評価を行った。第一原理計算より,Na添加Mg₂Si中のNa原子はMgサイトに固溶し,p型の特性を示すことが予想された。SLR法によるNa添加Mg₂Siは,Naの添加量の増加によりp型の特性を示した。Mg_65.7Si_33.3Na_1.0のPFは313Kで0.44×10^-3W・m^-1・K^-2であり,p型Ag添加Mg₂Siと同等の値であった。Naの固溶度は1at%と考えられた。

シソーラス用語： *熱電材料 ,  *マグネシウム合金 ,  ケイ素含有合金 ,  ナトリウム添加合金 ,  金属間化合物 ,  P型半導体 ,  熱起電力 ,  放電焼結 ,  液相焼結 ,  計算 ,  結晶構造 ,  置換 ,  状態密度 ,  電荷分布 ,  密度 ,  固溶度 ,  密度汎関数法 ,  X線回折 ,  走査電子顕微鏡 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  力率 ,  電気抵抗率 ,  輸送係数 ,  温度依存性 ,  放電プラズマ焼結
準シソーラス用語： *熱電能 ,  SPS法 ,  *第一原理計算 ,  サイト占有 ,  電荷密度 ,  パワーファクタ ,  Seebeck係数

分類 (2件)： 電気的性質  (WB02010Y) ,  熱電デバイス  (NC03090J)

引用文献 (15件)：

• 1) Y. Noda, H. Kon, Y. Fukukawa, N. Otsuka, I. A. Nishida and K. Masumoto: Mater. Trans. JIM. 33(1992) 845.
• 2) A. Sugiyama, K. Kobayashi, A. Matsumoto, K. Ozaki and T. Nishio: J. Japan. Inst. Metals 64(2000) 355.
• 3) M. Umemoto, Y. Shirai and K. Tsuchiya: The 4^th Pacific Rim Int. Conf. on Advanced Materials and Processing (PRICM4), ed. by S. Handa, Z. Zhong, S. W. Nam and R. N. Wright (Japan Institute of Metals. 2001) p. 2145.
• 4) HSC Chemistry Ver. 4.1, Chemical Reaction and Equilibrium Software with Extensive Thermochemical Database, (Outokumpu Research Oy).
• 5) J. Tani and H. Kido: Intermetallics 15(2007) 1202.

タイトルに関連する用語 (2件)： Na ,  熱電特性