抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,水準器の原理を応用し,検出に液体を使用した水平センサの試作と評価を行った。この水平センサは,プリント基板上に5つの電極(十字型の共通電極とXY方向の傾斜を検知する4個の扇形電極)と絶縁膜を成膜して,ドーム型空洞を形成した容器を接合した構造となっている。空洞内に,電解液と気泡を封入して電極に電圧を加えると,電解液中のイオンが絶縁膜上部に引き寄せられ,見かけ上導体として振る舞い静電容量が発生する。センサに傾斜を与えると気泡が移動し,各電極上の容量値が変化するため,この容量変化から傾斜を検知することができる。今回,適切な容器形状と電解液を選定することで,2軸水平センサを試作した。その結果,感度の電解液依存性と耐振動性を確認した。