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J-GLOBAL ID：200902293381928232   整理番号：09A0221077

Sociable Trash Box:子どもたちと一緒にゴミを拾い集めるロボット

著者 (3件)： 吉田善紀 (豊橋技科大 大学院工学研究科) ,  吉池佑太 (豊橋技科大 大学院工学研究科) ,  岡田美智男 (豊橋技科大 大学院工学研究科)
資料名： ヒューマンインタフェース学会論文誌  (Transactions of Human Interface Society)
巻： 11  号： 1  ページ： 27-36  発行年： 2009年02月25日 
JST資料番号： L3614A  ISSN： 1344-7262  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来のロボットの行為は個体能力主義的であり,人の存在を予定していないことが多く,社会的繋がりを感じさせない。今回,人からの支援を得ながら,結果として何らかの行為を実現するという関係論的戦略を備えたごみ箱型ロボットを開発した。このロボットはマイクロコンピュータ,直流電動機,センサなどから成り,自律移動によって障害物を回避し,画像認識機と音声認識を行う。自らごみを拾う機能を持たず,人にごみを拾ってもらうことにより,結果的にごみを収集する。成人による実験を行い,機械的動きと生物的動き,生物らしさ,賢さ,意図理解度,および親和性を評価した。小学生による実験も行い,このロボットは,機能的高さではなく,人に社会的知性を感じさせることを確認した。

シソーラス用語： *知能ロボット ,  ユーザインタフェイス ,  成人 ,  主観評価 ,  自律ロボット
準シソーラス用語： ごみ収集 ,  志向性 ,  社会的な相互作用 ,  小学生 ,  知性

分類 (1件)： 人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (14件)：

• 岡田美智男. もっと近くに!-ロボットをより身近な存在とするために. ヒューマンインタフェース学会誌. 2008, 10, 2, 87-92
• 吉田善紀. Sociable Trash Box : 人とゴミ箱との相互構成的な関係を探る. ヒューマンインタフェースシンポジウム資料集, 2007. 2007, 349-352
• 岡田美智男. ロボットとのコミュニケーションにおけるミニマルデザイン. ヒューマンインタフェース学会論文誌. 2005, 7, 2, 189-197
• DENNETT, D. 心はどこにあるか. 1997
• 植田一博. 対象の運動に対する関わりがアニマシー知覚に与える影響. 第21回人工知能学会全国大会 (JSAI2007). 2007

タイトルに関連する用語 (4件)： BOX ,  子ども ,  ゴミ ,  ロボット