抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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農業・食品産業技術総合研究機構近畿中国四国農業研究センターと近畿中国四国地域15府県の農業関係試験研究機関は共同で,水稲品種「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」の中間熟期の地域基幹品種の育成を行い,食味,玄米品質および収量性が優れた新品種「きぬむすめ」を選定した。本報告ではその背景と意義および「きぬむすめ」の広域普及を目指した場合の地域適応性評価を報告する。この育種を行った経緯は従来栽培されている「コシヒカリ」などの品種の気象災害回避,施設や機械の使用時期をずらすに熟期の異なる品種が求められたためであり,全国一の知名度であるコシヒカリに対抗するため,府県をまたいだ取り組みが行われた。地域適応性を調べるため,「コシヒカリ」,「ヒノヒカリ」と比較を行い,この結果,作付けを変更するのに適した地域が明らかとなった。