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J-GLOBAL ID：200902297256195598   整理番号：08A0685244

減圧蒸発を用いた製氷システムの性能評価-水溶液中に生成する氷の昇華の影響-

Performance of Vacuum Freezing Type Ice Producing System-Effect of Sublimation of Ice Produced in Solution-

著者 (6件)： 浅岡龍徳 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  斎藤彬夫 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  大河誠司 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  宝積勉 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  泉直樹 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  氏仁宏 (関西電力)
資料名： 日本冷凍空調学会論文集  (Transactions of the Japan Society of Refrigerating and Air Conditioning Engineers)
巻： 25  号： 2  ページ： 149-158  発行年： 2008年06月30日 
JST資料番号： X0662A  ISSN： 1344-4905  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 標記性能評価に関し,エタノール水溶液の液相中に生成した氷が気相のエタノール濃度に及ぼす影響について検討した。単位面積当りのエタノール水溶液の蒸発速度や氷の昇華速度は,周囲との圧力差により決まるため,氷の生成量によりその値が変化することは考えにくく,エタノール水溶液の蒸発と氷の昇華が気相の組成に及ぼす影響は,水溶液と氷の表面積の比に支配されると考えられる。そこで,気相との自由界面に露出する液相と氷(固相)の表面積比に着目した実験を行い,その結果を用いて,液相中に生成した氷の昇華がエタノール水溶液の蒸発特性やシステムの性能に及ぼす影響を検討した。サンプル設置真空容器・冷却トラップ・真空ポンプなどから成る実験装置,実験手順,及び実験中の液相の濃度変化を説明した。システムのCOPと無次元製氷速度の算出を説明した。実験結果として,液相中の氷が気相組成・システムCOP・無次元製氷速度に及す影響を図説した。

シソーラス用語： *蒸発 ,  *蒸発冷却 ,  *製氷 ,  システム ,  性能評価 ,  水溶液 ,  液相 ,  生産 ,  *氷 ,  *昇華 ,  *氷蓄熱 ,  濃度 ,  速度 ,  気相 ,  組成 ,  表面積 ,  比率 ,  界面 ,  露光 ,  実験 ,  試料 ,  真空容器 ,  冷却 ,  真空ポンプ ,  実験装置 ,  *凍結 ,  成績係数 ,  無次元数 ,  固相 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： COP ,  サンプル ,  トラップ ,  圧力差 ,  影響 ,  *減圧蒸発 ,  自由界面 ,  *真空凍結 ,  生成 ,  *氷スラリー ,  露出

分類 (5件)： 冷凍機応用  (PD04000A) ,  真空,高圧操作  (XD02110O) ,  相変化を伴う熱伝達  (PA02040V) ,  冷房  (PC02030Q) ,  エネルギー貯蔵  (LC02000F)

物質索引 (1件)： エタノール

引用文献 (10件)：

• 1) A. Saito : Int. J. Refrig., 25, 177 (2002).
• 2) 浅岡龍徳,齋藤彬夫,大河誠司,熊野寛之,宝積勉,松永辰三,一岡順:冷空論,23(2), 165 (2006) .
• 3) T. Asaoka, A. Saito, S. Okawa, H. Kumano, T. Hozumi:Proc. 22nd Int. Congress Refrig. (CD-Rom), IIR, ICR07-E1-147, Beijing, P. R. China (2007. 8) .
• 4) 長谷川浩巳,吉井範行,斎川路之:平成15年度冷空講論,C108, 岡山 (2003. 10) .
• 5) B. S. Kim, H. T. Shin, Y. P. Lee, J. Jurung:Int. J. Refrig., 24, 176 (2001) .

タイトルに関連する用語 (7件)： 減圧 ,  蒸発 ,  製氷 ,  性能評価 ,  水溶液 ,  氷 ,  昇華