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J-GLOBAL ID:200902299036132687   整理番号:09A0610929

超高層建物の耐震性能を検証する実架構実験システムの構築 -E-ディフェンス振動台実験-

DEVELOPMENT OF FRAME TEST SYSTEM TO ASSESS SEISMIC PERFORMANCE OF HIGH-RISE BUILDINGS-E-defense shaking table test-
著者 (11件):
資料名:
号: 640  ページ: 1163-1171  発行年: 2009年06月30日 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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超高層建物に対する実架構実験システムであるE-ディフェンス振動台による実験計画の内,長周期地震動を受ける超高層建物の損傷過程と安全余裕度の把握実験について報告した。この試験体では接合部の詳細を出来るだけ忠実に再現したスラブ付柱梁接合部を下層部とし,上層部は大重量コンクリート錘と積層ゴムによって再現した。この試験体にシステム同定振動を加え,1~3次の固有周期及び対応モード形状が高さ80mの超高層建物に相当することを確認した。続いて,レベル2の設計用地震動(エルセントロ波)と長周期地震動(東扇島)の加振を行ない,地震動の周期特性に対応する振動モードの励起と最大層間変形角が0.01rad程度であることを確認した。長周期地震動の場合は長時間に亘る共振により層としての累積塑性変形倍率が設計地震動に対応する値の4倍に達した。この事実は長周期地震動を受ける超高層建物が設計想定レベルの塑性変形を多数回受けることにより塑性変形が累積される状況を示している。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (4件):
分類
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その他の特殊構造物  ,  建築物の耐震,免震,制震,防振  ,  ラーメン  ,  構造動力学 
引用文献 (32件):
  • 1) (社)土木学会,(社)日本建築学会:海溝型巨大地震による長周期地震動と土木・建築構造物の耐震性向上に関する共同提言,2006.11
  • 2) 山田哲,前澤将男,森利弘,島田侑子,佐藤英児,秋山宏:エネルギー入力に着目した実大振動台破壊実験施設性能確認試験の評価,日本建築学会構造系論文集,No.612,pp.207-214,2007.2
  • 3) 松森泰造,白井和貴,壁谷澤寿海:大型振動台による鉄筋コンクリート耐震壁フレーム構造の耐震性に関する研究-実大6層試験体と3次元振動台実験結果の概要-,日本建築学会構造系論文集,No.612,pp.207-214,2007.2
  • 4) 吹田啓一郎,松岡祐一,山田哲,島田侑子,赤澤資貴,多田元英,大崎純,笠井和彦:実大4層建物完全崩壊実験の概要 E-ディフェンス鋼構造建物実験研究 その21,日本建築学会大会学術講演梗概集,C-1,pp.833-834,2008
  • 5) 斉藤大樹,高橋徹,小豆畑達哉,野口和也,箕輪親宏:大振幅の揺れを再現可能とする大ストローク振動台の開発とその性能検証実験,日本建築学会学術講演梗概集,B-2,pp.473-474,2006
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