特許
J-GLOBAL ID:200903000119227726

一方向クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 和秀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-069737
公開番号(公開出願番号):特開2000-266084
出願日: 1999年03月16日
公開日(公表日): 2000年09月26日
要約:
【要約】【課題】一方向クラッチにおいて、フリー状態でのころによるがたつき音の発生を回避すること。【解決手段】外輪3、複数のころ4ならびに保持器5を有しかつ回転軸2が内挿される一方向クラッチ1において、保持器5を周方向一方に所要角度だけ回転させることで外輪3に対して回転軸2を回転不可能なロック状態にしたり、保持器5を周方向他方に所要角度だけ回転させることで外輪3に対して回転軸2を回転可能なフリー状態したりする構造であり、フリー状態において、ころ4を保持器5により外輪3側へ押し付けた状態に拘束させるようにしている。これにより、例えば振動によって、ころ4が径方向にがたつかなくなり、ころ4が回転軸2に衝突するがたつき音が発生せずに済む。
請求項(抜粋):
円筒形周面を有する回転環体に対して同心状に配設されかつ周面の円周数カ所に前記回転環体の円筒形周面との対向間隙を周方向一方へ向けてくさび状に狭くするカム面が設けられる固定環体と、この固定環体と回転環体との対向間隙に前記固定環体に対して周方向所要角度だけ相対回転可能な状態に介入されかつ前記カム面に対応する領域に径方向内外に貫通するポケットを有する保持器と、この保持器の各ポケット内に1つずつ収納される複数のころと、前記各ポケット内に前記ころをくさび状間隙の狭い側へ押圧する状態に1つずつ配設される複数のばね要素とを備え、前記保持器を前記固定環体に対して周方向一方へ所要角度回転操作すると、ばね要素がその押圧力によってころをくさび状間隙の狭い側に移動させて回転環体を回転不可能なロック状態にする一方、前記保持器を前記固定環体に対して周方向他方へ所要角度回転操作すると、この保持器のポケット内壁面がころをばね要素の押圧力に抗してくさび状間隙の広い側に移動させて回転環体を回転可能なフリー状態にし、かつ、前記フリー状態でのころが、保持器のポケット内壁面とばね要素とにより前記固定環体のカム面に押し付けられた状態に拘束される、ことを特徴とする一方向クラッチ。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 一方向クラッチベアリング
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-158660   出願人:株式会社新亜スポーツ
  • ワンウェイクラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-181094   出願人:エヌティエヌ株式会社, マツダ株式会社
  • 一方向クラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-160756   出願人:エヌティエヌ株式会社, バンドー化学株式会社

前のページに戻る