特許
J-GLOBAL ID:200903000172250950

転がり軸受装置用潤滑装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-016683
公開番号(公開出願番号):特開2001-208085
出願日: 2000年01月26日
公開日(公表日): 2001年08月03日
要約:
【要約】【課題】 高速回転時にも、転動体8を設置した空間15内に潤滑油を効率良く送り込み自在とする。又、転がり軸受1のPCDを小さくし、高速運転を可能にする。【解決手段】 外輪間座2a内の潤滑油通路20からノズル孔21を通じて吐出した潤滑油を、第一の内輪間座10aの外周面に設けたガイド傾斜面16に付着させる。このガイド傾斜面16に付着した潤滑油は、遠心力と表面張力との釣り合いによりこのガイド傾斜面16の大径側に流れ、上記転がり軸受1内に入り込む。従って上記潤滑油は、高速回転時に形成されるエアカーテンに拘らず、上記転動体8の転動面に効率良く付着する。又、他の部材との干渉防止を考慮しても、保持器9の内径を小さくして、上記PCDを小さくできる。
請求項(抜粋):
外周面に内輪軌道を有し、ハウジングの内側で高速回転する軸に外嵌支持する内輪と、内周面に外輪軌道を有し、このハウジングに内嵌支持する外輪と、この外輪に隣接して上記ハウジングに内嵌支持する外輪間座と、上記内輪軌道と外輪軌道との間に設けた複数の転動体とを備えた転がり軸受装置のうち、上記内輪の外周面と上記外輪の内周面との間で上記複数の転動体を設置した空間内に、上記外輪間座に設けた潤滑油通路を介して潤滑油を供給する転がり軸受用潤滑装置に於いて、上記内輪又はこの内輪に隣接した状態で上記軸に外嵌支持する内輪間座の外周面にガイド傾斜面が設けられており、このガイド傾斜面は、上記内輪軌道から離れるに従って直径が小さくなる方向に傾斜し、その小径側端部が上記外輪の端面よりも軸方向外方に突出して上記外輪間座の内径側に進入しており、上記小径側端部から上記内輪軌道に隣接した大径側端部までの間に傾斜方向や傾斜角度が急に変化する部分が存在せず、上記外輪間座の端部内周面と上記ガイド傾斜面との間には、潤滑油が流通自在な給油隙間が存在しており、上記外輪間座の内周面には、上記潤滑油通路内を送られてくる潤滑油を上記ガイド傾斜面に向けて吐出するノズル孔が開口している事を特徴とする転がり軸受用潤滑装置。
Fターム (12件):
3J101AA02 ,  3J101AA32 ,  3J101AA42 ,  3J101AA54 ,  3J101AA62 ,  3J101BA53 ,  3J101BA56 ,  3J101BA71 ,  3J101CA04 ,  3J101CA07 ,  3J101FA32 ,  3J101GA31
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 転がり軸受装置用潤滑装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-112485   出願人:日本精工株式会社
  • 軸受潤滑装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-348563   出願人:日本エスケイエフ株式会社
  • 軸受潤滑装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-294334   出願人:日本エスケイエフ株式会社

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