特許
J-GLOBAL ID:200903000843625563

ニューロン、当該ニューロンを用いて構成された階層型ニューラルネットワーク及び当該ニューロン内部での乗算処理に用いられる乗算回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-328312
公開番号(公開出願番号):特開2001-043205
出願日: 1999年11月18日
公開日(公表日): 2001年02月16日
要約:
【要約】【課題】 ディジタル電子回路でニューラルネットワークを構成するにあたり、ニューロンにて処理される信号を工夫することによって、当該一の信号にて興奮性結合と抑制性結合とを表現可能にし、ニューラルネットワークの回路面積の縮小に寄与する。【解決手段】 入力信号xi の各パルスの遅延時間がN(x,1)の正規分布に従うことを前提とし、乗算ブロック20が、対応する結合係数wを用いて、N(wx,1)の正規分布に従う数値を算出する。次に加算ブロック30が各乗算ブロック20にて算出された数値を順次加算し、続いて非線形関数ブロック40が、加算ブロック30による加算値の中の正数値の個数を計数する。パルス遅延ブロック60は、基本パルス生成ブロック50にて生成される、遅延時間が平均0の正規分布に従う出力用パルスを非線形演算ブロック40の演算結果に基づき遅延させ、出力信号zj'として出力する。
請求項(抜粋):
ディジタル電子回路として実現される階層型ニューラルネットワークの構成単位となる、神経細胞をモデル化したニューロンであって、所定数のパルスからなるパルス列であって、対応する基準パルスからの各パルスの遅延時間が平均xの正規分布に従うパルス列が入力信号として入力されると、前記パルス列にそれぞれ対応する結合係数wを用い、平均wxの正規分布に従う乗算相当値を算出する乗算相当値算出手段と、該乗算相当値算出手段により前記パルス列のそれぞれに対して求められる乗算相当値を加算する加算手段と、該加算手段による加算値の中の正数値の個数を非線形演算値として計数する非線形演算手段と、所定数のパルスからなるパルス列であって、対応する基準パルスからの各パルスの遅延時間が前記非線形演算手段にて計数された前記非線形演算値に基づき決定される遅延時間を平均値とする正規分布に従うパルス列を生成するパルス列生成手段とを備えることを特徴とするニューロン。
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
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