特許
J-GLOBAL ID:200903001301198355

試料液分析チップ、および試料液の移送制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鷲田 公一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-263478
公開番号(公開出願番号):特開2009-092514
出願日: 2007年10月09日
公開日(公表日): 2009年04月30日
要約:
【課題】簡易構造であり、複数の試薬の保存安定性が高く、試料液の移送を好適に制御できる試料液分析チップを提供する。【解決手段】試料液分析チップ10は、表面に複数の電極対が形成された電気絶縁性の基板11、スペーサ12を介して基板11と貼り合わされたカバーを備える。基板11とカバー13との間には、管状の試料液移送路25が存在する。移送路25内の電極がない非電極領域には、第一、第二の反応試薬領域14aと14b、試料液の物理化学的変化を検出する検出領域15がある。電極51〜58は、移送路25内で電極が露出した露出部を含む。2組の隣接する電極対のうち、上流側の電極対に下流側の電極対よりも高い電圧をかける。濡れ性が向上した下流側の電極対の露出部に沿って試料液が移動する。この作業を繰り返せば、試料液を空気口25b側へ段階的に移送される。【選択図】図2
請求項(抜粋):
電気絶縁性の基板と、 前記基板上に形成された1対の電極を2組以上含む電極系と、 スペーサを介して前記基板と貼り合わされた電気絶縁性のカバーと、 前記基板と前記カバーとの間において前記スペーサにより規定された管状の流路であって、試料液の流入口および前記流入口とは反対側に設けられた空気口を有する試料液移送路と、 前記基板上の試料液移送路内に形成された、反応試薬層が配置された1つまたは2つ以上の反応試薬領域、および前記試料液の物理的あるいは光学的変化を検出する検出領域と、 前記流入口を含む前記基板上に形成された試料液の供給部であって、前記供給部に供給された試料液が、毛細管現象によって前記流入口から前記試料液移送路内へと吸引される供給部と、 を備える試料液分析チップであって、 前記電極系は、前記流入口近傍に配置された第一の電極対と、前記第一の電極対に隣接した第二の電極対とを含み、 前記第一の電極対を構成する電極の一部分は、前記流入口から前記試料液移送路の外側に形成されており、 前記第二の電極対は、前記第一の電極対よりも前記試料液移送路の空気口側に形成されており、 さらに、3組以上のN組(N=3、4、5・・・)の電極対を配置する場合には、 N組目の電極対が、(N-1)組目の電極対よりも前記試料液供給路内の空気口側において(N-1)組目の電極対と隣接して配置され、 前記電極対を構成する電極は、前記試料液移送路について対称であって、少なくともその一部分が、前記試料液供給部において試料液が供給される領域、あるいは前記試料液移送路内に配置され、かつ前記反応試薬領域には配置されない試料液分析チップ。
IPC (1件):
G01N 35/10
FI (1件):
G01N35/06 A
Fターム (2件):
2G058EA03 ,  2G058GA01
引用特許:
出願人引用 (5件)
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