特許
J-GLOBAL ID:200903001783095302

光電変換素子および光電気化学電池ならびに金属錯体色素

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高石 橘馬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-375609
公開番号(公開出願番号):特開2001-059062
出願日: 1999年12月28日
公開日(公表日): 2001年03月06日
要約:
【要約】【課題】 可視光域のみならず赤外域にも高い光吸収能を有し、かつ半導体微粒子を効率良く増感し得る金属錯体色素、およびかかる金属錯体色素を用いることにより高い光電変換効率を有する光電変換素子ならびにそれからなる光電気化学電池を提供する。【解決手段】 一般式:M(LL1)m1(LL2)m2(X)m3・CI(ただし、Mは金属原子を表し、LL1はMに窒素原子で2座配位できる特定の配位子を表し、LL2は5または6員環を完成するのに必要な非金属原子群を有し窒素原子で2座または3座配位できる配位子を表し、Xはチオシアネート基等で配位する1座または2座の配位子を表し、m1は1〜3の整数を表し、m1が2または3のときLL1は同じでも異なっていてもよく、m2は0〜2の整数を表し、m2が2のときLL2は同じでも異なっていてもよく、m3は0〜3の整数を表し、m3が2または3のときXは同じでも異なっていてもよく、またX同士が連結していてもよく、CIは電荷を中和させるのに対イオンが必要な場合の対イオンを表す。)により表される金属錯体色素により増感された半導体微粒子を含む光電変換素子。
請求項(抜粋):
下記一般式(I):M(LL1)m1(LL2)m2(X)m3・CI ・・・(I)(ただし、Mは金属原子を表し、LL1は下記一般式(II):【化1】(ただし、R1およびR2はそれぞれ独立にカルボキシル基、スルホン酸基、ヒドロキシル基、ヒドロキサム酸基、ホスホリル基またはホスホニル基を表し、R3およびR4はそれぞれ独立に置換基を表し、a1およびa2はそれぞれ独立に0〜4の整数を表し、b1は0〜3の整数を表し、b2は0〜5の整数を表す。a1が2以上のときR1は同じでも異なっていてもよく、a2が2以上のときR2は同じでも異なっていてもよく、b1が2以上のときR3は同じでも異なっていてもよく互いに連結して環を形成していてもよく、b2が2以上のときR4は同じでも異なっていてもよく互いに連結して環を形成していてもよい。b1およびb2が共に1以上のときR3とR4が連結して環を形成してもよい。)により表される2座の配位子を表し、LL2は下記一般式(III):【化2】(ただし、Za、ZbおよびZcはそれぞれ独立に5または6員環を形成しうる非金属原子群を表し、cは0または1を表す。)により表される2座または3座の配位子を表し、Xはアシルオキシ基、アシルチオ基、チオアシルオキシ基、チオアシルチオ基、アシルアミノオキシ基、チオカルバメート基、ジチオカルバメート基、チオカルボネート基、ジチオカルボネート基、トリチオカルボネート基、アシル基、チオシアネート基、イソチオシアネート基、シアネート基、イソシアネート基、シアノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシ基およびアリールオキシ基からなる群から選ばれた基で配位する1座または2座の配位子、あるいはハロゲン原子、カルボニル、ジアルキルケトン、1,3-ジケトン、カルボンアミド、チオカルボンアミド、チオウレアまたはイソチオウレアからなる1座または2座の配位子を表し、m1は1〜3の整数を表し、m1が2または3のときLL1は同じでも異なっていてもよく、m2は0〜2の整数を表し、m2が2のときLL2は同じでも異なっていてもよく、m3は0〜3の整数を表し、m3が2または3のときXは同じでも異なっていてもよく、またX同士が連結していてもよく、CIは電荷を中和させるのに対イオンが必要な場合の対イオンを表す。)により表される金属錯体色素により増感された半導体微粒子を含むことを特徴とする光電変換素子。
IPC (3件):
C09B 57/10 ,  H01L 31/04 ,  H01M 14/00
FI (3件):
C09B 57/10 ,  H01M 14/00 P ,  H01L 31/04 Z
Fターム (7件):
5F051AA14 ,  5H032AA06 ,  5H032AS16 ,  5H032EE02 ,  5H032EE16 ,  5H032EE17 ,  5H032EE20
引用特許:
審査官引用 (7件)
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引用文献:
審査官引用 (2件)

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