特許
J-GLOBAL ID:200903001940886866

吸収式空調装置の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-050525
公開番号(公開出願番号):特開平10-246492
出願日: 1997年03月05日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 試運転を簡便にし、作業者の負担を軽減する。【解決手段】 室外機100の主制御装置110に試運転スイッチ113を設け、その操作応じて、全体の水張り、暖房試運転、冷却試運転を順に行う。暖房試運転では、室外機を暖房運転し、空調端末300、400を個別に暖房試運転させ、冷温水センサ311、411に検知される冷温水の温度が所定の温度に上昇したら、他の空調端末の個別暖房試運転へ移り、これをすべての空調端末について終了したとき、暖房試運転を完了する。これにより、室外機と空調端末との配管の接続状態及び主制御装置と制御端末310、410との接続状態を検査する。冷房試運転では、室外機の蒸発器内温度が所定の温度以下に下がったとき、試運転を完了する。室外機側の操作だけで、試運転及び検査ができる。
請求項(抜粋):
冷媒を含む吸収液を加熱手段により加熱して該吸収液から冷媒蒸気を分離させる再生器、該再生器によって分離した前記冷媒蒸気を冷却して凝縮させる凝縮器、該凝縮器で凝縮した冷媒を低圧下で蒸発させる蒸発器、該蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を前記再生器から供給される吸収液に吸収させる吸収器、該吸収器から前記再生器へ吸収液を戻す吸収液ポンプから吸収サイクルを形成するとともに、冷暖切替え弁を備えた暖房用吸収液流路によって前記蒸発器と前記再生器とを接続し、冷房運転時には、前記冷暖切替え弁を閉弁して前記吸収サイクル内に吸収液を循環させて前記蒸発器内を冷却し、暖房運転時には、前記冷暖切替え弁を開弁して前記再生器内の高温の吸収液を前記蒸発器内に供給して前記吸収器を介して循環させて前記蒸発器内を加熱する吸収液回路と、冷房運転時に前記吸収器および前記凝縮器を冷却するための冷却水回路と、給水弁を介して水供給源と接続され、前記水供給源より供給された水を冷温水として冷温水ポンプによって前記蒸発器内に設けられた熱交換用配管に通過させて冷温水を冷却または加熱する冷温水流路とを具備する室外機と、室内を冷房又は暖房するための複数の室内熱交換器を前記冷温水流路に並列接続させて冷温水循環回路を形成し、前記複数の室内熱交換器にそれぞれ対流ファンが併設された複数の室内機とからなり、前記冷温水循環回路に、前記各室内熱交換器毎の冷温水の通過を司る冷温水弁がそれぞれ設けられた吸収式空調装置であって、前記室外機には、少なくとも前記吸収液回路の運転、前記給水弁および前記冷温水ポンプを制御する室外機制御手段が備えられ、前記各室内機には、少なくとも前記冷温水弁を制御する室内機制御手段が備えられ、前記室外機制御手段と前記室内機制御手段とが信号伝送線によって接続される吸収式空調装置の制御装置において、前記室外機制御手段には、前記吸収式空調装置の試運転を指示するための試運転スイッチが備えられ、前記室外機制御手段は、前記試運転スイッチによる試運転の指示に応じた試運転動作において、前記室外機を暖房運転するとともに、前記各室内機制御手段に対して前記各室内機を個別に暖房運転させて試運転を行うための暖房試運転指令を送出する暖房試運転ステップと、前記室外機を冷房運転するとともに、前記各室内機制御手段に対して前記各室内機をすべて同時に冷房運転させて試運転を行うための冷房試運転指令を送出する冷房試運転ステップとを順に行い、前記各室内機制御手段は、前記室外機制御手段からの各試運転指令に応じて前記冷温水弁を開弁して各試運転をそれぞれ行うことを特徴とする吸収式空調装置の制御装置。
IPC (2件):
F24F 11/02 ,  F24F 11/02 102
FI (2件):
F24F 11/02 N ,  F24F 11/02 102 R
引用特許:
審査官引用 (10件)
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