特許
J-GLOBAL ID:200903002190845697

被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山野 宏 ,  青木 秀實
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-071745
公開番号(公開出願番号):特開2005-254411
出願日: 2004年03月12日
公開日(公表日): 2005年09月22日
要約:
【課題】 高負荷の切削加工を行う際、工具の総合的な性能をより向上させることができ、工具寿命がより長い被覆切削工具、及びこの工具を用いた切削方法を提供する。【解決手段】 超硬合金母材上にセラミックス膜を具える被覆切削工具である。母材には、丸ホーニング又はコンビネーションホーニングが施された刃先稜線部と、刃先稜線部に繋がる掬い面に設けられたブレーカ部及び座面と、ホルダ固定用の取付孔とを具え、ノーズ半径を1.6mm以上とする。セラミックス膜は、α型酸化アルミニウム膜を具える。そして、ホーニング部の内部、ホーニング部の逃げ面側部、及びホーニング部の掬い面側部の十点平均粗さRz(基準長さ5μm)を0.2μm以下、ブレーカ部の上部、座面、及び取付孔周りの十点平均粗さRzを0.5μm以下とする。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
母材上にセラミックス膜を具える被覆切削工具であって、 前記母材は、 周期律表4a、5a、6a族金属の炭化物(WCを除く)、窒化物及び炭窒化物よりなる群から選ばれる1種以上の金属化合物とWCとからなる硬質相と、1種以上の鉄族金属からなる結合相とからなり、 前記硬質相において、前記WCの体積に対する前記金属化合物の合計体積の割合が1.5〜20%、WCの平均粒径が1〜5μmであり、 前記結合相は、少なくともCoを含み、母材全体の体積に対する結合相の体積割合が7〜20%であり、 ホーニング部を有する刃先稜線部と、刃先稜線部に繋がる掬い面に設けられたブレーカ部及び座面と、ホルダに固定するための取付孔とを具え、 前記ホーニング部は、丸ホーニング又はコンビネーションホーニングが施され、ノーズ半径が1.6mm以上であり、 前記セラミックス膜は、 α型酸化アルミニウム膜と、 周期律表4a、5a、6a族金属の炭化物、窒化物、酸化物、炭窒化物、炭酸化物、炭窒酸化物、硼窒化物、硼炭窒酸化物及び酸化アルミニウムよりなる群から選ばれる1種以上の化合物膜とを具え、 前記α型酸化アルミニウム膜は、 膜厚が2〜12μmであり、 粒径3〜5μmの粒子がα型酸化アルミニウム膜の表面部において面積比で5〜80%存在し、 セラミックス膜全体の膜厚が3〜25μmであり、 前記ホーニング部の内部、ホーニング部の逃げ面側部、及びホーニング部の掬い面側部の表面粗さが十点平均粗さRz(基準長さ5μm)で0.2μm以下であり、 前記ブレーカ部の上部、座面、及び取付孔周りの表面粗さが十点平均粗さRz(基準長さ5μm)で0.5μm以下であることを特徴とする被覆切削工具。
IPC (2件):
B23B27/14 ,  C23C16/46
FI (4件):
B23B27/14 B ,  B23B27/14 A ,  B23B27/14 C ,  C23C16/46
Fターム (18件):
3C046CC02 ,  3C046FF03 ,  3C046FF13 ,  3C046FF32 ,  4K030AA03 ,  4K030AA14 ,  4K030AA17 ,  4K030BA18 ,  4K030BA35 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA43 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030CA11 ,  4K030FA10 ,  4K030JA01 ,  4K030LA22
引用特許:
出願人引用 (10件)
  • 特公昭48-37553号公報
  • 特許第3006453号公報
  • 特開昭48-58470号公報
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審査官引用 (7件)
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