特許
J-GLOBAL ID:200903002459734536

プランクトン分布調査船

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 正林 真之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-092457
公開番号(公開出願番号):特開2007-263893
出願日: 2006年03月29日
公開日(公表日): 2007年10月11日
要約:
【課題】広域な水域で多数のサンプルを同時に集めることができて、プランクトン分布を調査するための有効なシステムを提供すること。【解決手段】調査水域に航行する既存の商業用の定期船(フェリーや観光船など)を利用し、これらの船舶に比較的装着が容易な採水装置を利用する。この採水装置は、水質データや位置情報をサンプルの採水時に取得し、分析センターへ送信する。分析センターではこれらのデータを多数集め、地図上にマップし表示する。この方法によれば、調査のために専用の観測船などをチャータしなくともプランクトンの分布を調べることが可能になる。特に、内海においては、定期船の航路が密なため、上記のシステムは非常に有効である。また、定期船を利用することで、GPSからの位置情報やレーダによる船舶の航路管理システムからの位置情報が利用でき、サンプルを取得した場所の位置情報を容易に取得できる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
プランクトンの分布調査のためのシステムであって、 調査対象水域を航行する定期船に装着可能な採水装置と、前記採水装置が取得する採水サンプルを分析する分析センタ内に設けられたサーバと、前記サーバと通信する採水データ送信装置とで構成され、 前記採水装置は、採水サンプルを取り込む少なくとも一つの採水サンプル取得手段と、前記採水サンプルを前記定期船の内部または上部に吸引する吸引手段と、前記定期船の位置情報を取得する手段と、を備え、 前記採水サンプル取得手段は、少なくとも一つの取水口と、前記取水口の水深位置を調整可能とする水深位置調整部と、あらかじめ設定された開閉タイミングで前記取水口を開閉させる取水口開閉部と、前記取水口開閉部が前記取水口を開口させることによって開始する採水時に前記採水サンプルの水質データを検出する少なくとも一つの水質検出部と、を含み、 前記採水データ送信装置は、前記水質検出部によって得られた前記水質データと前記位置情報とを前記採水サンプルに関連する情報であるサンプル関連情報に含め、前記採水サンプルのIDと共に前記サーバに送信する手段を備え、 前記サーバは、前記採水データ送信装置から受信した複数の前記サンプル関連情報を集積するデータベースと、前記採水サンプルを分析することによって得られるプランクトン密度と前記IDを関連づけて入力する入力手段と、前記プランクトン密度と前記水質データとをプランクトン分布情報として地図上にマップして出力する分布出力手段と、を備えることを特徴とするシステム。
IPC (6件):
G01N 33/18 ,  G01N 1/10 ,  G09B 29/00 ,  G09B 29/10 ,  C12M 1/00 ,  C12M 1/26
FI (6件):
G01N33/18 F ,  G01N1/10 W ,  G09B29/00 A ,  G09B29/10 A ,  C12M1/00 Z ,  C12M1/26
Fターム (21件):
2C032HB22 ,  2C032HC09 ,  2C032HC27 ,  2C032HD01 ,  2C032HD26 ,  2G052AA36 ,  2G052AC05 ,  2G052AD06 ,  2G052AD46 ,  2G052BA05 ,  2G052DA01 ,  2G052DA22 ,  2G052HA12 ,  2G052HC04 ,  2G052HC32 ,  4B029AA07 ,  4B029AA09 ,  4B029BB01 ,  4B029CC01 ,  4B029FA03 ,  4B029HA05
引用特許:
出願人引用 (10件)
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審査官引用 (9件)
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