特許
J-GLOBAL ID:200903002817729256
硬質被覆層が高速切削加工ですぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削スローアウエイチップ
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
富田 和夫
, 鴨井 久太郎
, 影山 秀一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-280245
公開番号(公開出願番号):特開2007-090456
出願日: 2005年09月27日
公開日(公表日): 2007年04月12日
要約:
【課題】高速切削加工で耐チッピング性を発揮する被覆切削チップを提供する。【解決手段】チップ基体の表面に、下部層としてTi化合物層、上部層としてα型Al2O3層、の硬質被覆層を蒸着形成してなる被覆切削チップにおいて、前記上部層の全面に、組成式:TiOX 、で表わした場合、X:原子比で1.2〜1.8、を満足する酸化チタン層からなる研磨材層を、0.5〜5μmの平均層厚で蒸着形成した状態で、ウエットブラストにて、噴射研磨材としてAl2O3微粒を配合した研磨液を噴射し、工具取り付け孔周辺部の研磨材層を残して、前記α型Al2O3層の表面を研磨して、その表面粗さをRa:0.2μm以下としてなる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成され、かつ中心部に工具取り付け孔を有するチップ基体の切刃稜線部を含むすくい面および逃げ面の全面に、
下部層として、炭化チタン層、窒化チタン層、炭窒化チタン層、炭酸化チタン層、および炭窒酸化チタン層のうちの1層または2層以上からなり、かつ3〜20μmの全体平均層厚を有するTi化合物層、
上部層として、1〜15μmの平均層厚を有し、かつ化学蒸着した状態でα型の結晶構造を有する酸化アルミニウム層、
で構成された硬質被覆層を蒸着形成してなる、表面被覆サーメット製切削スローアウエイチップにおいて、
上記硬質被覆層の上部層である酸化アルミニウム層の全面に、
0.5〜5μmの平均層厚を有し、かつ、
組成式:TiOX 、
で表わした場合、厚さ方向中央部をオージェ分光分析装置で測定して、原子比で、
X:1.2〜1.8、
を満足する酸化チタン層、
で構成された研磨材層を蒸着形成した状態で、
ウエットブラストにて、噴射研磨材として、水との合量に占める割合で15〜60質量%の酸化アルミニウム微粒を配合した研磨液を噴射し、
上記の研磨材層のウエットブラストによる粉砕化酸化チタン微粒と、噴射研磨材としての酸化アルミニウム微粒の共存下で、上記工具取り付け孔周辺部の研磨材層を残して、上記硬質被覆層の上部層を構成する酸化アルミニウム層の表面を研磨して、切刃稜線部を含むすくい面および逃げ面の表面粗さを準拠規格JIS・B0601-1994に基いた測定で、Ra:0.2μm以下としたことを特徴とする、硬質被覆層が高速切削加工ですぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削スローアウエイチップ。
IPC (5件):
B23B 27/14
, B24C 5/02
, C23C 16/40
, C23C 16/34
, C23C 16/36
FI (5件):
B23B27/14 A
, B24C5/02 B
, C23C16/40
, C23C16/34
, C23C16/36
Fターム (16件):
3C046FF03
, 3C046FF05
, 3C046FF10
, 3C046FF13
, 3C046FF16
, 4K030AA03
, 4K030BA18
, 4K030BA36
, 4K030BA38
, 4K030BA41
, 4K030BA43
, 4K030BB03
, 4K030CA03
, 4K030JA09
, 4K030JA10
, 4K030LA22
引用特許:
出願人引用 (7件)
全件表示
審査官引用 (3件)
前のページに戻る