特許
J-GLOBAL ID:200903003388397483

線形送信回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石原 勝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-306800
公開番号(公開出願番号):特開平7-162320
出願日: 1993年12月07日
公開日(公表日): 1995年06月23日
要約:
【要約】【目的】 線形性の精度が高い線形送信出力を有する線形送信回路の提供。【構成】 モニタ出力が、包絡線検波回路118に入力されて送信包絡線信号電圧Vdaとなり、一方、I、Q信号発生器111の出力が、ディジタル-アナログ信号変換器122、基準包絡線信号用ローパスフィルタ123、検波特性補償回路124を通り出力電圧Vdb3 となり、前述の送信包絡線信号電圧Vdaと共に、利得可変誤差増幅器127に入力され、それらの差電圧を増幅した出力電圧Vdcが、利得可変回路制御端子126に制御電圧として供給され、利得可変回路115の利得または、減衰を制御するフィードバックループにおいて、遅延回路121によって前記Vdaと前記Vdb2 との遅延時間が同一に調整され、この調整によって線形性の精度を向上する。
請求項(抜粋):
送信情報のベースバンドのI、Q信号を発生するI、Q信号発生器と、前記I、Q信号発生器の出力信号であるI、Q信号を各々周波数帯域制限するI、Q信号用ローパスフィルタと、ローカル信号を発生するローカル信号発生器と、前記I、Q信号用ローパスフィルタの出力と前記ローカル信号発生器の出力とを入力として変調波を出力する直交変調器と、前記直交変調器の高周波信号出力を入力としその利得または減衰を変化する利得可変回路と、前記利得可変回路の出力を入力として前記高周波信号を増幅する電力増幅器と、前記電力増幅器の出力を入力とし、この増幅された高周波信号を送信出力とモニタ出力とに分ける分配器とを有する送信回路と、前記分配器のモニタ出力を入力とし、この入力されたモニタ出力を包絡線検波して送信包絡線信号電圧を得る包絡線検波回路と、前記I、Q信号発生器の出力を入力とし、基準包絡線信号を発生する基準包絡線信号発生器と、前記基準包絡線信号発生器の出力を入力とし、ディジタル-アナログ信号変換をするディジタル-アナログ信号変換器と、前記ディジタル-アナログ信号変換器の出力信号の周波数帯域制限をする基準包絡線信号用ローパスフィルタと、前記基準包絡線信号用ローパスフィルタの出力である基準包絡線信号に前記包絡線検波回路で発生する非線形性と同一の非線形性を付加する検波特性補償回路と、前記検波特性補償回路の出力信号と前記包絡線検波回路出力信号との誤差電圧を検出増幅する誤差増幅器とを有し、前記誤差増幅器の出力を制御信号とし、この制御信号を利得可変回路制御端子に入力して前記利得可変回路の利得または減衰を制御するフィードバックループを具備する線形送信回路において、前記基準包絡線信号発生器と前記ディジタル-アナログ信号変換器との間に、前記基準包絡線信号発生器の出力を入力とし、前記基準包絡線信号を遅延させる遅延回路を設けたことを特徴とする線形送信回路。
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開平4-236509
  • 特開平4-156704
  • 特開昭58-218234
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