特許
J-GLOBAL ID:200903003406798881

波動歯車減速機の角度伝達誤差補正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-067524
公開番号(公開出願番号):特開平11-264448
出願日: 1998年03月18日
公開日(公表日): 1999年09月28日
要約:
【要約】【課題】 波動歯車減速機の角度伝達誤差要因を分析し、これに基づき、波動歯車減速機の低振動化を図ること。【解決手段】 本発明者は、波動歯車減速機における無負荷状態での角度伝達誤差には、サーキュラスプライン、フレクスプラインの歯車誤差に起因する伝達誤差成分の他に、出力軸1回転ごとの誤差成分では表せない成分、すなわち、ウエーブジェネレータの外輪の肉厚誤差に基づき発生する、外輪の回転周期に一致する誤差成分が含まれていることを見出した。また、波動歯車減速機の組み付け誤差の中で角度伝達誤差に与える影響が最も大きいものはサーキュラスプラインの取り付け時の変形によることを見出した。さらに、負荷トルクが波動歯車減速機の角度伝達誤差に与える影響は負荷トルクにより両歯車のかみあい状態が変化し、高トルク域では片歯面かみあいに移行することによるものであることを初めて見出した。本発明によれば、これらの知見に基づき、角度伝達誤差成分を確実に除去できる。
請求項(抜粋):
波動歯車減速機において、サーキュラスプライン及びフレクスプラインの間の左及び右歯面のかみあいの時の角度伝達誤差を基準データとし、無負荷時の両歯面かみあい状態から左または右歯面かみあいに移行する過程で発生する角度伝達誤差を、実験により、あるいは、負荷トルクの関数として求め、任意の負荷時の角度伝達誤差を求め、当該角度伝達誤差を、前記の実験あるいは負荷トルクの関数として求めた角度伝達誤差に基づき補正することを特徴とする角度伝達誤差補正方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)

前のページに戻る