特許
J-GLOBAL ID:200903003464514575
光ピックアップ装置及びそれを用いた光ディスク装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-316523
公開番号(公開出願番号):特開2008-130196
出願日: 2006年11月24日
公開日(公表日): 2008年06月05日
要約:
【課題】対物レンズに入射する光の平行度を変化させることで結像倍率を変化させて、倍率の変化による球面収差の変化を用いてBD、HD DVDの記録再生を行う光ピックアップ装置では、トラッキング動作をする際のレンズシフトによって、大きな収差が発生する。【解決手段】BD15aの実際の記録再生の場合は、僅かに入射光31の平行度を拡散ないし収束の状態に変化させて、球面収差の最小化を図る。HD DVD15bを記録または再生する場合は、光学系により対物レンズ10へ入射させる光を拡散光32とし、かつ、液晶素子13への印加電圧を変化させて球面収差を発生させる。このように、液晶素子13を透過するレーザ光の透過波面の位相変化と、液晶素子13に入射するレーザ光の光束の平行度を変化させることによる結像倍率の変化による球面収差の変化とを組み合わせて、光ディスク15a、15bの透過層の厚さの違いに起因する球面収差を補正する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
レーザ光が透過する透過層の厚さが異なる少なくとも2種類の光ディスクのいずれかの光ディスクに対して、同一の波長の記録又は再生用のレーザ光を照射し、その光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップ装置において、
前記レーザ光を出射する光源と、
レンズと位相可変素子とを組み合わせた構造であり、前記位相可変素子に入射した前記レーザ光に対して透過波面の位相を可変した後、前記レンズにより前記光ディスク上に前記レーザ光を集束照射する対物レンズと、
前記少なくとも2種類の光ディスクのうち、記録又は再生するいずれか一種類の光ディスクの前記透過層の厚さに応じて、前記光源から出射して前記対物レンズの前記位相可変素子に入射する前記レーザ光の光束の平行度を可変設定する光学系と
を有し、前記位相可変素子を透過する前記レーザ光の透過波面の位相変化と、前記位相可変素子に入射する前記レーザ光の光束の平行度を変化させることによる結像倍率の変化による球面収差の変化とを組み合わせて、前記光ディスクの前記透過層の厚さの違いに起因する球面収差を補正することを特徴とする光ピックアップ装置。
IPC (2件):
FI (2件):
G11B7/125 B
, G11B7/135 Z
Fターム (6件):
5D789AA17
, 5D789AA41
, 5D789CA16
, 5D789EC01
, 5D789JA09
, 5D789JB05
引用特許:
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