特許
J-GLOBAL ID:200903003613074540

電波到来方向探知方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 青山 葆 ,  河宮 治 ,  石野 正弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-046100
公開番号(公開出願番号):特開2004-257753
出願日: 2003年02月24日
公開日(公表日): 2004年09月16日
要約:
【課題】電子制御導波器アレーアンテナ装置を用いて電波到来角を探知するときに当該装置に固有の等価ウエイトベクトルを校正して、より高い分解能を得る。【解決手段】上記装置の互いに異なる複数の所定の方位角の方向から送信された無線信号を、オムニパターンのときの各可変リアクタンス素子のリアクタンス値セットと、互いに異なる複数のセクタパターンの各可変リアクタンス素子のリアクタンス値の複数のセットとにより設定された状態において上記装置で受信し、受信された各受信信号を検出し、検出された複数の受信信号間の相関を示す相関行列Ryyを計算し、固有値分解法を用いて各方位角毎の受信信号に対する固有値を計算し、最大値の固有値を各方位角の方向毎の固有値とし、各方位角の方向毎の固有値からなる固有値ベクトルを用いて等価ウエイト行列を校正し、校正した等価ウエイト行列を用いてMUSIC法を用いて受信信号の到来角を計算する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
無線信号を受信するための励振素子と、上記励振素子から所定の間隔だけ離れて設けられた複数の非励振素子と、上記各非励振素子にそれぞれ接続された可変リアクタンス素子とを備え、上記各可変リアクタンス素子のリアクタンス値を変化させることにより、上記各非励振素子をそれぞれ導波器又は反射器として動作させ、アレーアンテナの指向特性を変化させるアレーアンテナを用いた電波到来方向探知方法において、 上記アレーアンテナの互いに異なる複数の所定の方位角の方向から送信された無線信号をそれぞれ、オムニパターンのときの各可変リアクタンス素子のリアクタンス値セットと、互いに異なる複数のセクタパターンの各可変リアクタンス素子のリアクタンス値の複数のセットとによりそれぞれ設定された互いに異なる複数の放射パターンの状態において上記アレーアンテナで受信し、上記受信された各受信信号を検出し、上記検出された複数の受信信号間の相関を示す相関行列Ryyを計算し、計算した相関行列Ryyに基づいて固有値分解法を用いて各方位角毎の受信信号に対する固有値を計算し、最大値の固有値を各方位角の方向毎の固有値とし、上記各方位角の方向毎の固有値からなる固有値ベクトルを用いて、上記アレーアンテナの各可変リアクタンス素子による放射パターンの各方向ベクトルに対する重み付けを表す等価的なベクトルからなる等価ウエイト行列を校正するステップと、 上記互いに異なる可変リアクタンス素子のリアクタンス値の複数のセットをそれぞれ設定したときに上記アレーアンテナによって受信される各受信信号を検出し、上記複数の受信信号間の相関を表す相関行列Ryyを計算し、上記計算された各相関行列Ryyを固有値分解して上記各相関行列Ryyの固有ベクトルを計算し、上記計算された各固有ベクトルと上記校正された等価ウエイト行列とに基づいて、MUSIC(MUltiple SIgnal Classification)法を用いてMUSICスペクトルを計算し、上記計算されたMUSICスペクトルに基づいて上記アレーアンテナによって受信された受信信号の到来角を計算するステップとを含むことを特徴とする電波到来方向探知方法。
IPC (2件):
G01S3/46 ,  H01Q9/30
FI (2件):
G01S3/46 ,  H01Q9/30
Fターム (8件):
5J070AA02 ,  5J070AC13 ,  5J070AD08 ,  5J070AG05 ,  5J070AH04 ,  5J070AH31 ,  5J070AK04 ,  5J070AK22
引用特許:
出願人引用 (3件)

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