特許
J-GLOBAL ID:200903004526971656

使用済み酸化物燃料の還元装置およびその還元方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 猪股 祥晃
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-308112
公開番号(公開出願番号):特開2000-131489
出願日: 1998年10月29日
公開日(公表日): 2000年05月12日
要約:
【要約】【課題】還元反応の促進と生成物の回収操作を簡略化する。また、還元後のリチウムの再生が効率的に進行する装置構造にして電解効率を向上させる。【解決手段】反応容器8の内面および酸化物回収容器11の内部に配置する攪拌機12の表面をセラミックコーティング層14で覆う。核燃料回収容器11をポーラスセラミックで形成し、電解反応のための陰極10と一体化する。一方の陽極9は炭素電極とする。酸化物燃料13をリチウム15と核燃料回収容器11で隔離することで、溶解したリチウムのみが酸化物燃料13と接触する。これによりリチウムが過剰に生成物や生成物の核燃料回収容器11などに付着することを避けて回収操作が容易になる。また、リチウムが酸化物を還元して酸化リチウムになると、速やかに陰極10でリチウムに再生される。これにより再生後のリチウムが再び還元のために最短経路で酸化物燃料13に接触できるため、リチウムの消費,再生が効率的に繰り返され還元効率も向上する。
請求項(抜粋):
使用済み酸化物燃料を核燃料回収容器内に収容し、この核燃料回収容器を電解槽内の溶融塩に浸漬して前記酸化物燃料中のウラン、プルトニウムおよびマイナ-アクチニドの酸化物を前記溶融塩中で還元剤である金属リチウム(Li)と反応させてウラン、プルトニウムおよびマイナ-アクチニドの金属に還元した後、前記溶融塩に含まれる希土類元素の酸化物、アルカリ金属元素およびアルカリ土類金属元素の塩を分離除去し、さらに還元されたウラン、プルトニウムおよびマイナ-アクチニドの金属を回収するとともに前記金属リチウムを電解法により再生、再利用する使用済み酸化物燃料の還元装置において、前記金属リチウムを再生する陰極と前記核燃料回収容器を一体化してなることを特徴とする使用済み酸化物燃料の還元装置。
IPC (6件):
G21C 19/44 ,  C22B 5/04 ,  C22B 9/02 ,  C22B 60/02 ,  C22B 60/04 ,  G21F 9/06 581
FI (7件):
G21C 19/44 K ,  G21C 19/44 L ,  C22B 5/04 ,  C22B 9/02 ,  C22B 60/02 ,  C22B 60/04 ,  G21F 9/06 581 A
Fターム (12件):
4K001AA32 ,  4K001AA33 ,  4K001BA05 ,  4K001BA22 ,  4K001BA24 ,  4K001DA05 ,  4K001DA12 ,  4K001DB21 ,  4K001GA14 ,  4K001GB05 ,  4K001GB11 ,  4K001HA06
引用特許:
審査官引用 (5件)
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