特許
J-GLOBAL ID:200903005532559194

成形加工用アルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-331085
公開番号(公開出願番号):特開平9-143644
出願日: 1995年11月27日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】【課題】良好な成形加工性、焼付硬化性を有し、しかも板製造後の室温での経時的な成形性の低下が少ない成形加工用アルミニウム合金板を得る。【解決手段】Mg0.3〜1.5%Si0.3〜2.0%を含有し、MnCrZrVFeTiZnの1種以上を含有し、さらにCuが0.1%未満に規制されたアルミニウム合金を、所要の板厚の圧延板とした後、特定条件での溶体化処理を行なってから100°C/分以上の冷却速度で45°C以上75°C未満の温度範囲まで冷却して、この温度範囲内で5秒以上、0.2%耐力が100MPa以下になる時間以下の保持を行ない、続いて75°C以上85°C未満の範囲内の温度に加熱して、この温度範囲で2時間以上保持する安定化処理を行なう。
請求項(抜粋):
Mg0.3〜1.5%(重量%、以下同じ)、Si0.3〜2.0%を含有し、Mn0.03〜0.4%、Cr0.03〜0.4%、Zr0.03〜0.4%、V0.03〜0.4%、Fe0.03〜0.5%、Ti0.005〜0.2%、Zn0.03〜2.5%のうちから選ばれた1種または2種以上を含有し、さらにCuが0.1%未満に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物よりなるアルミニウム合金を素材とし、鋳塊に均質化処理、熱間圧延および冷間圧延を行ない、所要の板厚の圧延板とした後、その圧延板に対し、480°C以上の温度で5分以内の溶体化処理を行なってから100°C/分以上の冷却速度で45°C以上75°C未満の温度範囲まで冷却して、この温度範囲内で5秒以上の保持を行ない、かつその保持時間の上限を、合金の0.2%耐力が100MPa以下になるように規制し、続いて75°C以上85°C未満の範囲内の温度に加熱して、この温度範囲で2時間以上保持する安定化処理を行なうことを特徴とする、室温(0〜40°C)での経時変化が少なくかつ成形性および焼付硬化性に優れた成形加工用アルミニウム合金板の製造方法。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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