特許
J-GLOBAL ID:200903005872381993

サンプリング位相同期装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 則近 憲佑
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-018778
公開番号(公開出願番号):特開平7-226783
出願日: 1994年02月16日
公開日(公表日): 1995年08月22日
要約:
【要約】【目的】 本発明のヴィタビ等化器用サンプリング位相同期装置は、移動体通信特有のマルチパスフェージング伝送路環境下において、ヴィタビ等化器で復調される復調符号の信頼性が最良になるようなサンプリングタイミングを提供する。【構成】 受信機14において、受信信号13は、直交変換部15で直交変換され、複素ベースバンド信号16となる。複素ベースバンド信号は、オーバーサンプリング部17で離散信号系列18になる。その離散信号系列18は伝送路インパルス応答推定部114に入力されて伝送路インパルス応答115が推定される。推定伝送路インパルス応答115により、正規化不要信号電力117が算出され、正規化不要信号電力117と併せて平均正規化不要信号電力121が算出される。これより平均正規化不要信号電力を算出し、最適サンプリング基準信号123を決定して、オーバーサンプリングされた複素ベースバンド離散受信信号系列110が間引かれてヴィタビ等化器126に入力されるように構成する。
請求項(抜粋):
伝送路における所定のスロット内に定期的に同期確立用の既知符号系列が含まれる通信方式において、受信機に入力され、直交変換されたベースバンド受信信号を送信シンボル伝送周期Tの1/N(N>1)の周期でオーバーサンプリングするオーバーサンプリング手段と、前記オーバーサンプリング手段でサンプリングされた前記受信信号を記憶する受信信号記憶手段と、前記受信信号記憶手段に格納されているオーバーサンプリングされた前記受信信号のうち、前記既知符号系列の先頭部分に相当するオーバーサンプリングされた受信時刻よりも過去の時刻から前記既知符号系列の先頭部分に相当する受信信号を含んだ任意に設定した長さW-1(W>2N)の区間内を1サンプル間隔でシフトしながらN間隔ごとにKシンボル(K>0)分を読み出し、前記有限長の既知符号系列を用いて、T間隔L(L>0)タップ表現トランスバーサルフィルタで模擬される読み出し開始サンプリング時刻に固有のW個の伝送路インパルス応答を算出する伝送路インパルス応答算出手段と、前記伝送路インパルス応答算出手段で算出された、読み出し開始サンプリング時刻に固有の前記W個の各Lタップの伝送路インパルス応答が有する電力と、LタップのうちのMタップ(0<M<L)が有する電力との比(これを正規化不要信号電力と称する)をW個算出する正規化不要信号電力算出手段と、前記正規化不要信号電力算出手段で算出された読み出し開始サンプリング時刻に固有のW個の正規化不要信号電力を記憶する正規化不要信号電力記憶手段と、過去定期的に同じ手順で1スロット当たりW個の正規化不要信号電力が算出され、前記正規化不要信号電力記憶手段に記憶されている数スロット過去までの複数の読み出し開始サンプリング時刻に固有の正規化不要信号電力と、現時刻に算出した同じサンプリング時刻に相当する正規化不要信号電力との間で、W個の読み出し開始サンプリング時刻に固有の正規化不要信号電力平均値を算出する正規化不要信号電力平均値算出手段とを具備し、前記正規化不要信号電力平均値算出手段で算出された前記読み出し開始時刻に固有のW個の正規化不要信号電力平均値を評価関数として、最適サンプリング位相同期時刻を決定し、決定した前記最適サンプリング位相同期時刻を基準に、前記既知符号系列および情報系列が含まれるスロット内の受信信号をN間隔毎にサンプリングし、ヴィタビ等化器へ入力することを特長とするサンプリング位相同期装置。
IPC (5件):
H04L 27/38 ,  H04B 3/06 ,  H04J 3/06 ,  H04L 7/00 ,  H04L 25/08
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 最尤系列推定器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-186426   出願人:沖電気工業株式会社
  • ビタビ等化方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-091357   出願人:富士通株式会社
  • 等化器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-155318   出願人:日本電信電話株式会社, エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社

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