特許
J-GLOBAL ID:200903005997350992

容量調整機構を備えたスクロール式機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石原 芳朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-310029
公開番号(公開出願番号):特開平8-334094
出願日: 1995年11月02日
公開日(公表日): 1996年12月17日
要約:
【要約】【課題】 スクロール式機械の全容量の100%から0%までの、連続した容量の変更調整を、単一の制御機構によって可能とする。【解決手段】 両スクロール部材26,32の軸線方向又は放射方向での相対移動を得て、両スクロール翼間の流体ポケットの密封を解除し機械の負荷解除を得る。相対移動は例えば、一方のスクロール部材32を一方向及び他方向に移動させるための2つの流体圧力チャンバ56,58のうちの一方のチャンバ内の流体圧力を電磁弁68によって制御するとか、他のアクチュエータによるスクロール部材を移動させることで、得る。負荷及び負荷解除状態での機械運転を周期的に行って容量を調整し、そのためには空調系等の変動する条件を感知するセンサー82と弁制御モジュール80を利用するのがよい。負荷解除運転中のモータ効率を改善する制御機構を設けた実施例もある。
請求項(抜粋):
端板と該端板から突出する第1の螺旋翼を有する第1のスクロール部材、端板と該端板から突出する第2の螺旋翼を有し、該第2の螺旋翼を上記第1の螺旋翼に対し噛合せてある第2のスクロール部材、第1及び第2のスクロール部材を、上記した第1及び第2の螺旋翼がその間に複数個の可動の流体ポケットを形成するように、相対旋回可能に支持する固定支持構造体、及び第1のスクロール部材に対し、第1及び第2のスクロール部材間の相対旋回運動を生じさせるように連動連結してある回転駆動軸、を備えたスクロール式機械であって、第1及び第2のスクロール部材が、該両スクロール部材のシール面同士が互いに係合して上記流体ポケットを密封する第1の関係位置と、両スクロール部材のシール面の少なくとも1組のシール面が互いから離間して上記流体ポケット間に漏れ径路が形成される第2の関係位置との間で、相対移動可能に支持されており、さらに、上記駆動軸の回転中に第1及び第2のスクロール部材のうちの一方のスクロール部材に力を加えて、両スクロール部材を上記した第1及び第2の関係位置間で相対移動させるように作動可能であって、それにより機械の容量を調整可能とする力付与手段、を備えたスクロール式機械。
IPC (3件):
F04C 18/02 311 ,  F01C 1/02 ,  F04C 29/10 311
FI (3件):
F04C 18/02 311 X ,  F01C 1/02 ,  F04C 29/10 311 A
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開平1-240316
  • 特開平2-023279
  • スクロール圧縮機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-249328   出願人:三洋電機株式会社
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