特許
J-GLOBAL ID:200903006268667192

鋼片の球状化熱処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-051219
公開番号(公開出願番号):特開2000-248313
出願日: 1999年02月26日
公開日(公表日): 2000年09月12日
要約:
【要約】【課題】組織内に球形状の炭化物を略均一に分布させた鋼片を確実に得られ、且つ少ない工程数と時間で処理できる鋼片の球状化熱処理方法を提供する。【解決手段】所要の形状に熱間加工(2)した鋼片を350°C以下に冷却(4)する工程と、係る鋼片を加熱(6)・保持(8)して残留オーステナイトを消滅する第1熱処理工程h1と、その後で直ちに鋼片を第1熱処理工程h1の保持温度よりも高い温度に加熱(10)・保持(12)し組織内に炭化物を溶解しつつ該炭化物の核を形成する第2熱処理工程h2と、該処理工程h2の後で直ちに鋼片をそのA1変態点以下まで徐冷(14)して上記炭化物の核を球状化する工程と、を含む鋼片の球状化熱処理方法P1。これにより、鋼片の組織中の残留オーステナイトを微細パーライト等にし、炭化物を溶解しつつ小粒の炭化物の核として残留させると共に、徐冷によりこの炭化物の核を球状化しつつ成長させることができる。
請求項(抜粋):
所要の形状に熱間加工した鋼片を350°C以下に冷却する工程と、この鋼片を加熱・保持して残留オーステナイトを消滅する第1熱処理工程と、上記第1熱処理工程の後で直ちに鋼片を第1熱処理工程の保持温度よりも高い温度に加熱・保持することにより、その組織内における炭化物を溶解し且つこの炭化物の核を形成する第2熱処理工程と、上記第2熱処理工程の後で直ちに鋼片をそのA1変態点以下まで徐冷して組織内の上記炭化物の核を球状化する工程と、を含む、ことを特徴とする鋼片の球状化熱処理方法。
IPC (4件):
C21D 1/32 ,  C21D 1/18 ,  C21D 6/00 ,  C21D 9/00 101
FI (4件):
C21D 1/32 ,  C21D 1/18 Y ,  C21D 6/00 L ,  C21D 9/00 101 A
引用特許:
審査官引用 (6件)
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