特許
J-GLOBAL ID:200903006667122612

インバータ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-142225
公開番号(公開出願番号):特開平8-340691
出願日: 1995年06月08日
公開日(公表日): 1996年12月24日
要約:
【要約】【目的】 電流波形の歪みがなく、制御性に優れた2相変調を行う。【構成】 3相交流のモータ4の実電流を電流センサ5で検出し、検出電流値とECU3の電流指令値とから電圧指令値を演算する。電流指令値に基づいて2相変調のためのインバータ2の出力を固定する相とその期間を決定し、電流指令値と電圧指令値との位相差が大きい場合には、その2相変調期間を制限、又はシフトによって変更する。変更された2相変調期間に、PWM信号を発生するための基準電圧信号のオフセット量を決め、オフセットされた基準電圧信号と各相の電圧指令値とによってPWM信号を発生し、インバータ2への出力とする。位相差が大きい場合には、2相変調を制限またはシフトによって、インバータ2の電源電圧(メインバッテリ1)を越える電圧指令がインバータ2に出力されなくなるため、電磁波ノイズやスイッチングロスを低減できる。
請求項(抜粋):
多相交流モータに通電すべき電流指令値を出力する電流指令発生手段と、前記モータの少なくとも2相の端子の電流を検出する電流検出手段とを備え、前記モータの各相の端子にパルス幅変調された各相電圧をインバータにより個別に印加するインバータ制御装置であって、前記電流指令発生手段による前記電流指令値と前記電流検出手段による検出電流値とに基づいて前記モータの各相の端子に印加する電圧指令値を演算する電圧指令値演算手段と、前記各相電圧に関連する状態量に基づいて決定された互いに異なる位相期間毎に前記インバータの各相の出力段の動作状態を順次一定レベルに固定する動作固定期間を決定する固定期間決定手段と、この固定期間決定手段が決定した前記動作固定期間を、前記電流指令値と前記電圧指令値との位相差に基づいて変更して変更期間とする期間変更手段と、この期間変更手段の変更期間に前記インバータの各相の出力段の動作状態を順次一定レベルに固定するための固定用信号を発生する信号発生手段と、この信号発生手段が発生する前記固定用信号と、前記電圧指令値とに基づいて3相PWM信号を発生するPWM信号発生手段とを備えたことを特徴とするインバータ制御装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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