特許
J-GLOBAL ID:200903006900475776

重金属等を含有する飛灰の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 丸岡 政彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-198464
公開番号(公開出願番号):特開2001-113242
出願日: 2000年06月30日
公開日(公表日): 2001年04月24日
要約:
【要約】【課題】 飛灰中の有用重金属を塩素、カルシウム等の塩類と分離し、製錬工程において再利用可能な形で分離回収し、特に、排水中のセレンを他の重金属と共に室温処理で排水基準値以下まで低減する方法を提供する。【解決手段】 飛灰に鉱酸を加えてスラリー化する塩類溶出工程と、このスラリーを中和して重金属含有殿物と塩類含有濾液とに分別する重金属分離工程と、この塩類含有濾液から溶存酸素を除去する溶存酸素除去工程と、第1鉄塩を添加してpH8〜11に調整好ましくはpHを順次8〜9と9〜11の2段階に調整してセレンおよび重金属を水酸化鉄と共沈させる鉄塩共沈工程と、さらに、前記金重金属含有殿物を洗浄する殿物洗浄工程と、洗浄殿物を鉱酸でリパルプした後、再中和して固液分離する重金属産物回収工程とを備える処理方法とし、重金属回収時の濾過液は塩類溶出工程のスラリー化用水とする。
請求項(抜粋):
亜鉛、銅、鉛の少なくとも1種と塩素及びセレンとを含む飛灰の処理方法であって、前記飛灰に鉱酸を加えてスラリー化し、pHを5以下に調整して塩類を溶出させる塩類溶出工程と、該塩類溶出工程のスラリーに中和剤を添加してpHを8〜12に調整し、重金属含有殿物と塩類含有濾液とに固液分離する重金属分離工程と、該重金属分離工程で得られた塩類含有濾液から溶存酸素を除去する溶存酸素除去工程と、該溶存酸素除去工程の処理液に、第1鉄塩を添加し、引き続きアルカリ剤を添加してpHを8〜11に調整し、鉄塩共沈殿物と濾過水とに固液分離する鉄塩共沈工程とからなることを特徴とする重金属等を含有する飛灰の処理方法。
Fターム (11件):
4D004AA37 ,  4D004AB03 ,  4D004AC05 ,  4D004BA05 ,  4D004BB03 ,  4D004CA13 ,  4D004CA35 ,  4D004CA37 ,  4D004CA47 ,  4D004CC11 ,  4D004CC12
引用特許:
出願人引用 (3件)

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