特許
J-GLOBAL ID:200903007185150496

超音波ドプラ診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-340952
公開番号(公開出願番号):特開平11-169373
出願日: 1997年12月11日
公開日(公表日): 1999年06月29日
要約:
【要約】【課題】 回路規模の小さい超音波ドプラ診断装置を提供する。【解決手段】 超音波エコーの受信信号は、A/D変換器により超音波の送信周波数の4倍の周波数でサンプリングされ、デジタル化されて、複素ドプラ信号の実数部及び虚数部の信号が交互に並んだ信号列となる。この信号列は、FIRフィルタ24に入力され、低域成分のフィルタリングが行われる。FIRフィルタ24は、遅延器244-1〜244-5をカスケード接続して構成され、偶数番目の乗算器244-0,244-2,244-4には低域抑圧のための係数が設定され、奇数番目の乗算器244-1,244-3,244-5には係数0が設定される。加算器246からは、実数部の信号のフィルタ結果と虚数部の信号のフィルタ結果が交互に出力される。この構成により、従来、実数部及び虚数部の各々について必要であったフィルタを1つにまとめることができ、超音波ドプラ装置の回路規模を小さくできる。
請求項(抜粋):
所定の送信繰り返し周期ごとに超音波パルスを被検体内に送信し、反射波を受信して得た受信信号を信号処理して被検体内の運動体の運動情報を求める超音波ドプラ診断装置において、受信信号を超音波の送信周波数の4倍の周波数でサンプリングしてデジタル化し、互いにπ/2だけ位相が異なる実数部信号及び虚数部信号を交互に出力するA/D変換器と、前記A/D変換器が出力する信号列が入力され、この信号列における前記実数部信号と虚数部信号の配列を保ったままこれら各信号の中の低域成分を抑圧する低域抑圧フィルタと、前記低域抑圧フィルタから順に出力される信号を、実数部チャネル及び虚数部チャネルに交互に分配するマルチプレクサと、を含み、前記実数部チャネル及び虚数部チャネルから並列に入力される信号に対して自己相関演算を行うことにより、被検体内の運動体の運動情報を求めることを特徴とする超音波ドプラ診断装置。
IPC (2件):
A61B 8/06 ,  H03H 17/00 621
FI (2件):
A61B 8/06 ,  H03H 17/00 621 C
引用特許:
審査官引用 (2件)

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