特許
J-GLOBAL ID:200903007793069022

プロセスの制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 中前 富士男 ,  中嶋 和昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-176948
公開番号(公開出願番号):特開2008-009532
出願日: 2006年06月27日
公開日(公表日): 2008年01月17日
要約:
【課題】極めて応答性の遅いプロセスであっても、制御量の変化を定期的にデータサンプリングして、非常に簡単な仕組みでその時点の操作量を決め、自動的に正確に運転できるように制御するプロセスの制御方法を提供する。【解決手段】定期的に制御量のデータサンプリングを行い、前回の制御量と今回の制御量の差分を相殺する操作量と、今回から次回サンプリングまでの期間に目標値に対する制御偏差を一定割合で減ずる操作量との和を、今回の操作量修正分として、前回の操作量に加算して、今回の操作量とする操作方法を用いた制御量の変化が遅いプロセスの制御方法であって、比例ゲインKc及び積分時間Tiを、Kc=(0.04〜1)×Tp/Tsと、Ti=Tc/(1-α)とによって求める。【選択図】図2
請求項(抜粋):
定期的に制御量のデータサンプリングを行い、前回の制御量と今回の制御量の差分を相殺する操作量(イ)と、今回から次回のデータサンプリングまでの期間に目標値に対する制御偏差を一定割合(α)で減ずる操作量(ロ)との和を、今回の操作量修正分(ハ)として、前回の操作量(ニ)に加算して、今回の操作量(ホ)とする操作方法を用いたプロセスの制御方法であって、 前記(イ)〜(ホ)を以下の通りとした場合、比例ゲインKc及び積分時間Tiを以下の式(1)、(2)によって求めることを特徴とするプロセスの制御方法。 Kc=(0.04〜1)×Tp/Ts ・・・(1) Ti=Tc/(1-α) ・・・(2) 但し、0.25≦α<1、0<Tc<Ts/10<Tp/100であって、 イ=Kc×ΔPV、ロ=Kc×(1/Ti)×e(t)、ハ=ΔMV、ニ=MV(t-1)、ホ=MV(t) なお、操作量と制御量共に増減がない安定した状態から、操作量を増加すると制御量が増加するプロセスにおいては、ΔPV=PV(t-1)-PV(t)、e(t)=SV(t)-PV(t)、また、操作量を増加すると制御量が減少するプロセスにおいては、ΔPV=PV(t)-PV(t-1)、e(t)=PV(t)-SV(t)である。 ここで、Tcは制御時間、Tpはプロセスの積分時定数若しくは擬似積分時定数、Tsはサンプリング周期、PVは制御量(プロセス量)、SVは目標値、MVは操作量(tは今回、t-1は前回)である。
IPC (1件):
G05B 13/02
FI (1件):
G05B13/02 B
Fターム (11件):
5H004GA05 ,  5H004GB01 ,  5H004HA01 ,  5H004HB01 ,  5H004HB02 ,  5H004JA01 ,  5H004JA12 ,  5H004KA33 ,  5H004KB02 ,  5H004KB04 ,  5H004LA01
引用特許:
出願人引用 (4件)
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