特許
J-GLOBAL ID:200903007846749713

高精度周波数分析法による漏水音の識別方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 柿本 恭成 ,  柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-112753
公開番号(公開出願番号):特開平7-318451
出願日: 1994年05月26日
公開日(公表日): 1995年12月08日
要約:
【要約】【目的】 漏水音の識別の正答率を向上させる。【構成】 センサ1により、漏水音等の探知音S1を受信し、データレコーダ2により、収録に適した所要レベルにまで増幅または減衰して、探知音S2として収録するともに、周波数分析回路3に出力する。周波数分析回路3により、高精度でスペクトル分析し、スペクトラムS3を作成する。スペクトラム強調処理回路4により、個々の信号レベルに関係ないレベルで、ピークを鋭く強調する。積分処理回路5により、所定時間の積分時間ごとに強調されたスペクトラムS4を積分処理する。特徴量抽出回路6により、積分処理されたスペクトラムS4から特徴パラメタS6を抽出する。加算処理判別回路7により、特徴パラメタS6から特徴パラメタの和を求め、該特徴パラメタの和と、予め登録された各要因の領域、及び基準線とを照合して探知音の判別結果S7を表示器8に出力する。
請求項(抜粋):
漏水音の探知識別のために探知音を受信し、前記受信した探知音を高精度周波数分析し周波数空間上のスペクトラムを算出し、前記スペクトラムに基づいて前記探知音から漏水音を識別する高精度周波数分析法による漏水音の識別方法において、前記スペクトラムを所定の周波数幅で移動平均し、前記スペクトラムと前記移動平均したスペクトラムとの相対距離を算出するスペクトラム強調処理と、前記スペクトラム強調処理により算出されたスペクトラムを所定の時間で積分する積分処理と、前記積分処理されたスペクトラムのピークの信号レベル、及び基準値レベルを越える該ピークの周波数を含む周波数幅を特徴量として抽出する特徴量抽出処理と、前記特徴量抽出処理により抽出された所定の個数の周波数幅、及びピークの信号レベルを周波数幅の大きさの順にそれぞれ加算し、該加算された周波数幅の和とピークの信号レベルの和と、予め登録された前記探知音の各要因の周波数幅、及びピークの信号レベルの領域とを照合し、前記探知音から漏水音を識別する漏水音判別処理とを、順に施すことを特徴とする高精度周波数分析法による漏水音の識別方法。
引用特許:
出願人引用 (3件)

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