特許
J-GLOBAL ID:200903008284234762

動圧流体軸受装置及び電動機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高良 尚志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-087908
公開番号(公開出願番号):特開平11-264415
出願日: 1998年03月16日
公開日(公表日): 1999年09月28日
要約:
【要約】【課題】 回転スリーブ体の回転時に先端側ラジアル軸受部において先端向きに潤滑液が移動する圧力が発生した場合、潤滑液の先端側への移動量を比較的に小さく抑える。【解決手段】 固定軸部材12aの外周面の上下ラジアル軸受部56・58間に、径方向外方開口の環状凹部60を設ける。固定軸部材12aの外周面との間に中間径方向間隙拡大部62を形成する環状凹部60の上部は、外径が比較的急に縮小し、下部は、外径が比較的緩やかに縮小する。環状凹部60の上下境界部に、固定軸部材12a内の通気孔64の内部開口64bを設け、外部開口64aを下ラジアル軸受部58と下端径方向間隙拡大部28の境界部付近に設ける。回転スリーブ体18の回転時、潤滑油44の下端側界面は下端径方向間隙拡大部28の上部又は更に上方に引き込まれ、外部開口64aは外気に開口する。
請求項(抜粋):
軸部とその軸部から径方向外方へ張り出したスラスト部とを有してなる固定軸体に対し、前記軸部のうちスラスト部よりも基端側の部分にスリーブ嵌合したスリーブ部と、前記スラスト部の基端側の面に軸心方向基端側において相対する回転スラスト面とを有してなる回転スリーブ体が、前記固定軸体と回転スリーブ体との間隙に充填された潤滑液を介し、主に軸部とスリーブ部が相対するラジアル軸受部及び回転スラスト面とスラスト部が相対するスラスト軸受部において、回転自在に支持されてなる動圧流体軸受装置であって、前記ラジアル軸受部として、先端側がスラスト部の基端側の面と回転スラスト面との間隙に近接した先端側ラジアル軸受部と、その先端側ラジアル軸受部よりも基端側に位置する基端側ラジアル軸受部を有し、前記先端側ラジアル軸受部と基端側ラジアル軸受部の間に、軸部の外周面とスリーブ部の内周面との径方向間隙が両ラジアル軸受部よりも大きい中間径方向間隙拡大部を有し、その中間径方向間隙拡大部は、前記先端側ラジアル軸受部から基端側に向かって漸次径方向間隙が拡大する第1間隙拡大部と、前記基端側ラジアル軸受部から先端側に向かって漸次径方向間隙が拡大する第2間隙拡大部を有し、前記第1間隙拡大部は比較的急に径方向間隙が拡大し、前記第2間隙拡大部は比較的緩やかに径方向間隙が拡大するものであり、先端側ラジアル軸受部に保持された潤滑液の基端側の界面を前記第1間隙拡大部に有すると共に、基端側ラジアル軸受部に保持された潤滑液の先端側の界面を前記第2間隙拡大部に有し、中間径方向間隙拡大部における第1間隙拡大部と第2間隙拡大部の中間部付近と外部とを、少なくとも回転スリーブ体の回転時に連通する通気孔を前記固定軸体内に備えることを特徴とする動圧流体軸受装置。
IPC (3件):
F16C 33/10 ,  F16C 17/10 ,  H02K 7/08
FI (3件):
F16C 33/10 Z ,  F16C 17/10 A ,  H02K 7/08 A
引用特許:
出願人引用 (4件)
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