特許
J-GLOBAL ID:200903071150332966

動圧流体軸受装置及び電動機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高良 尚志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-087909
公開番号(公開出願番号):特開平11-264409
出願日: 1998年03月16日
公開日(公表日): 1999年09月28日
要約:
【要約】【課題】 スラスト軸受部及びラジアル軸受部の一方のみに潤滑液不足が生じて装置が短寿命化することを防ぐ。スラスト軸受部に保持された潤滑液が回転スリーブ体の回転時にラジアル軸受部へ過剰に移動してスラスト軸受部を潤滑する潤滑液の量が過少になることを防ぐ。【解決手段】 固定スラスト板12bの下側内周側部12b1における180度中心角を隔てた2箇所に、径方向の連絡突条部34を設ける。連絡突条部34の内端面と固定軸部材12aの外周面との間にスリット部36を有する。連絡突条部34とスラスト溝部20の下側面との間に径方向の連絡路37を有する。連絡路37に潤滑油44が表面張力により保持され、固定軸部材12aとスリーブ部18a1との間隙に保持された潤滑油44の上端部と下スラスト軸受部42に保持された潤滑油44の内周部が連続する。
請求項(抜粋):
軸部とその軸部から径方向外方へ張り出したスラスト部とを有してなる固定軸体に対し、前記軸部のうちスラスト部よりも基端側の部分にスリーブ嵌合したスリーブ部と、前記スラスト部の基端側の面に軸心方向基端側において相対する回転スラスト面とを有してなる回転スリーブ体が、前記固定軸体と回転スリーブ体との間隙に充填された潤滑液を介し、主に軸部とスリーブ部が相対するラジアル軸受部及び回転スラスト面とスラスト部が相対するスラスト軸受部において、回転自在に支持されてなる動圧流体軸受装置であって、前記スラスト部の基端側の面と回転スラスト面が相対する部分に有する基端側スラスト軸受部の内周側に、スラスト部の基端側の面と回転スラスト面との軸心方向間隙が前記基端側スラスト軸受部よりも大きい基端側軸心方向間隙拡大部を有し、その基端側軸心方向間隙拡大部の一部に、潤滑液が表面張力により保持され得る程度に軸心方向間隙が狭く、保持された潤滑液が、基端側スラスト軸受部に保持された潤滑液の内周部と、軸部とスリーブ部の間隙に保持された潤滑液の先端部との間に連続し得る連絡路を有し、前記基端側軸心方向間隙拡大部の前記連絡路以外の部分のうち少なくとも内周部が気体部分であり、その気体部分と外部とを連通する呼吸孔を固定軸体内に有し、ラジアル軸受部に保持されて先端側が基端側軸心方向間隙拡大部に臨む潤滑液が基端向きに移動した場合に連絡路による潤滑液の連続が途切れることを特徴とする動圧流体軸受装置。
IPC (3件):
F16C 17/10 ,  F16C 32/06 ,  H02K 7/08
FI (3件):
F16C 17/10 A ,  F16C 32/06 Z ,  H02K 7/08 A
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (2件)

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