特許
J-GLOBAL ID:200903008594098648

分散ログ一括管理機能付きネットワークシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-001551
公開番号(公開出願番号):特開平10-198616
出願日: 1997年01月08日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】異なるネットワークに各々属する2つの計算機が複数の中継装置を経由した通信経路で行った通信について、これらの中継装置に各々分散されて記録されているログを1台の管理装置で管理可能とする。【解決手段】クライアント計算機15は、通信相手の計算機との間で確立したいセッションの識別子を生成する。この識別子は、通信経路上の複数の中継計算機13に、各々、コネクションの確立後に順次送信されていき、ログに付加された形式で記録される。管理計算機14が、同じネットワークに属する中継計算機13にログ調査を依頼すると、該ログ調査の調査対象となるセッションの識別子を記録している全ての中継計算機13は、自身との間でコネクションを確立した順番でログ調査を依頼していき、最終的な調査結果が、依頼時のルートと逆のルートで管理計算機14に返送される。
請求項(抜粋):
計算機および中継装置が接続されてなる複数のネットワークが、各々、自身に属する中継装置を介して接続され、異なるネットワークに各々属する2つの計算機が、複数の中継装置を経由した通信経路で通信を行う利用形態がなされるネットワークシステムにおいて、上記複数の中継装置に各々分散されて記録されているログを一括管理するための管理装置を備え、上記計算機は、自身が属するネットワークとは異なるネットワークに属する計算機との間の通信経路を確立する際に、このとき確立すべき通信経路で行われる通信を識別するための識別子を生成する識別子生成手段と、上記通信経路の一部を自身との間で確立すべき中継装置に、上記識別子生成手段が生成した識別子を送信する識別子送信手段とを有し、上記中継装置は、上記計算機または他の中継装置から上記識別子が送信されてきた場合に、該識別子が示す通信が行われる通信経路の一部を自身との間で確立すべき別の中継装置があるならば、該識別子を該別の中継装置に送信する識別子転送手段と、自身が中継する通信に係るログを、該通信の識別子を付加した形式で記録するログ記録手段とを有し、上記管理装置は、ログ調査の指示を受付ける受付手段と、上記受付手段がログ調査の指示を受付けた場合に、自身と同じネットワークに属する中継装置に、指示されたログ調査を要求するログ調査要求手段と、上記ログ調査要求手段がログ調査を要求した中継装置から調査結果が返送されてきた場合に、該調査結果を出力する出力手段とを有し、上記中継装置は、さらに、上記管理装置または他の中継装置からログ調査が要求された場合に、上記ログ記録手段の記録内容のうちから、該ログ調査の対象として特定される通信の識別子に対応する内容を、調査結果として取得するログ調査手段と、上記管理装置または他の中継装置から要求されたログ調査の対象として特定される通信が行われた通信経路の一部を自身との間で確立した別の中継装置があるならば、該ログ調査を該別の中継装置に要求するログ調査要求転送手段と、上記ログ調査要求転送手段が別の中継装置にログ調査を要求しなかったならば、上記ログ調査手段が取得した調査結果を、自身へのログ調査の要求元に返送し、上記ログ調査要求転送手段が別の中継装置にログ調査を要求したならば、該別の中継装置から調査結果が返送されてきた後で、返送されてきた調査結果と上記ログ調査手段が取得した調査結果とを合わせて、自身へのログ調査の要求元に返送するログ調査結果送信手段とを有することを特徴とする、分散ログ一括管理機能付きネットワークシステム。
IPC (2件):
G06F 13/00 351 ,  G06F 11/34
FI (2件):
G06F 13/00 351 N ,  G06F 11/34 C
引用特許:
審査官引用 (6件)
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