特許
J-GLOBAL ID:200903008735211893

造血幹細胞の濃縮に特化した血液分離装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須田 正義
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-590712
公開番号(公開出願番号):特表2002-533171
出願日: 1999年12月24日
公開日(公表日): 2002年10月08日
要約:
【要約】生物学的流体を複数の成分に分離するための装置は、分離すべき生物学的流体と分離された複数の成分のための1組の容器(40,42〜44)と、任意に追加される添加剤溶液用の1又は2以上の容器(41)と、生物学的流体のための注入口/排出口(7)を有する中空の遠心処理チャンバ(20)とを備える。処理チャンバは生物学的流体の選択された量を取込み、かつ処理された生物学的流体の成分を前記排出口を介して圧し出す。光学的手段(60〜69)は取込まれた流体の量及び成分の圧し出しを制御するためにピストン(21)の位置をモニタする。分配バルブ装置(45〜48)は処理チャンバ(20)と容器(40〜44)とを選択的に連通させるか又は処理チャンバと容器との連通を外す。この装置は分離モードと非分離モードで動作するようになっていて、特に保存溶液を分離された血液幹細胞に添加するようになっている。分離モードでは生物学的流体は処理チャンバ(20)に取込まれ、遠心され、複数の成分に分離され、成分は濃度勾配プロダクトの使用によって可能に圧し出される。移送モードでは処理チャンバ(20)はチャンバを固定したまま生物学的流体を取込みかつ圧し出す。バルブ駆動装置(45〜48)はピストン(21)の移動によって、遠心又は分離を行うことなく流体を処理チャンバ(20)を介して一方の容器(40〜44)から他方へ移す。ピストンの位置をモニタするための前記手段(60〜69)は移送される非分離流体の量を制御する。
請求項(抜粋):
分離すべき生物学的流体と分離された複数の成分を収容する1組の容器(40,42〜44)と、 任意に追加される添加剤溶液用の1又は2以上の容器(41)と、 回転軸を中心にして回転可能であってかつ処理すべき生物学的流体及びこの流体の処理済み成分の注入口/排出口(7)を有する中空の遠心処理チャンバ(20)と、 前記処理チャンバは生物学的流体を収容するために種々の寸法の分離空間を規定する軸方向可動部材(21)を有し、前記部材(21)は処理すべき生物学的流体の選択された量を前記注入口を介して前記分離空間に取込みかつ処理された生物学的流体の成分を前記排出口を介して前記分離空間から圧し出すために軸方向に移動可能であり、 取込まれた生物学的流体の量及び分離された複数の成分の圧し出しを制御するために前記軸方向可動部材(21)の位置をモニタするための手段(60〜69)とを備え、 前記処理チャンバ(20)と選択された容器(40〜44)との間の選択的な連通を行うか又は前記処理チャンバ及び容器を連通から外すための分配バルブ装置(45〜48;120〜127)を更に備え、 分離モード及び非分離移送モードで動作するように定められた、生物学的流体を複数の成分に処理及び分離するための装置であって、 前記分離モードでは、前記処理チャンバ(20)を回転又は静止した状態で流体を前記チャンバに取込むことができ、前記チャンバに取込まれた流体を遠心によって複数の成分に分離し、更に前記チャンバを回転させながら、又は最終分離成分に対しては必要に応じて前記チャンバを静止させた状態で、前記分離された成分を圧し出し、更に 前記移送モードでは、前記処理チャンバ(20)が流体を取込み、かつ前記チャンバを静止させた状態で流体を圧し出し、前記バルブ作動装置(45〜48;120〜127)が遠心することなくかつ流体を複数の成分に分離することなく、前記部材(21)を軸方向に移動させることにより、前記処理チャンバ(20)を介して所定量の流体を一つの容器(40〜44)から他の容器へ移すために作動可能であり、更に前記軸方向可動部材(21)の位置をモニタするための手段(60〜69)が移送される非分離流体の量を制御する ことを特徴とする生物学的流体を複数の成分に処理及び分離するための装置。
IPC (3件):
A61M 1/02 570 ,  A61M 1/02 520 ,  A61J 3/00 300
FI (3件):
A61M 1/02 570 ,  A61M 1/02 520 ,  A61J 3/00 300 B
Fターム (8件):
4C077AA12 ,  4C077AA13 ,  4C077BB04 ,  4C077CC09 ,  4C077HH08 ,  4C077HH19 ,  4C077KK25 ,  4C077NN01
引用特許:
審査官引用 (3件)

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