特許
J-GLOBAL ID:200903010143279236

サーマルプロテクタ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-094846
公開番号(公開出願番号):特開平10-275544
出願日: 1997年03月28日
公開日(公表日): 1998年10月13日
要約:
【要約】【課題】小形で各相間の動作条件を揃える為の調整が容易な三相電動機用のサーマルプロテクタを得る。【解決手段】サーマルプロテクタ1は、蓋板2とハウジング3とで構成された密閉容器を有している。ハウジング3の内側面には動作温度較正用の押圧片15と金属製の熱応動板支持体10が固着される。熱応動板支持体10には浅い皿状に絞り成形したバイメタルの様な熱応動板12が弾性板11を介して導電的に接続固定されている。熱応動板12の背面には押圧片15が当接し、その押圧力を加減することで熱応動板の反転温度を較正する。押圧片15と熱応動板12の接触部間には、両者の間を流れるバイパス電流が実質的に問題にならないように電気絶縁物16が挿入される。そのため発熱体としての熱応動板支持体10に確実に所定の発熱をさせることができ、その抵抗値の選定に於て自由度が広がる。
請求項(抜粋):
金属板の長手方向両端近傍に各々貫通孔を設けこれらの貫通孔に導電性のリード端子ピンを電気絶縁性の充填材により気密に貫通固定した蓋板と、この蓋板の周縁部に開口端面が気密に溶接され密閉容器を構成する概ね長ドーム型のハウジングとを有し、各リード端子ピンの前記密閉容器内側には固定接点が固定接点支持体を介して導電的に固着されており、ハウジングの内側面には動作温度較正用の押圧片が溶接等の方法で固着され、さらに金属製の熱応動板支持体が前記押圧片と干渉しないように長手方向に充分な間隔をおいて二ヶ所でハウジング内側面に固着され、熱応動板支持体には浅い皿状に絞り成形したことによって異なる温度に応じてスナップ的に湾曲方向を変える熱応動板が弾性板を介して導電的に接続固定され、この熱応動板は前記皿状絞り中心に対してほぼ対称に2個の可動接点が前記固定接点に対応して開閉可能に取付けられており、前記押圧片は熱応動板の通常凸となる側の絞り中心近傍に押圧片と熱応動板との間に流れるバイパス電流が実質的に問題にならないような状態で当接すると共に少なくとも熱応動板と弾性板との固定部近傍において近接または前述のバイパス電流が実質的に問題にならないような状態で当接しており、前記ハウジングの押圧片固着部近傍を外面側から外力を加えて変形し押圧片により熱応動板への押圧力を調整することにより可動接点と固定接点との接点圧力を加減し所定の温度に於いて可動接点が固定接点から開離するように動作温度の較正ができることを特徴とするサーマルプロテクタ。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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