特許
J-GLOBAL ID:200903010764242247
測位システム衛星信号受信機
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-120158
公開番号(公開出願番号):特開平9-304515
出願日: 1996年05月15日
公開日(公表日): 1997年11月28日
要約:
【要約】【課題】 移動体に搭載する測位システム衛星信号受信機において、受信中断衛星から再開した受信信号がマルチパス信号であるかを判定できず、測位精度が劣化する。【解決手段】 受信信号予測部112は、追尾中の衛星からの測位情報(周波数及び擬似雑音符号のコード情報)を利用して、移動体の速度、方向及び発振器の周波数変動を決定し、これに基づいて受信中断衛星の受信信号のドップラーシフト量を求めて、その測位情報の予測値を算出する。この予測値には、追尾中の衛星の受信信号の時間的変化を取り込んでおり、本装置の予測値は正常な受信信号とともに変化し精度が高い。測位判定部108は受信信号が予測値の精度範囲内にあるかどうかを調べることにより、マルチパス信号を判定し、測位演算部110はその信号を用いないことにより良好な測位精度を維持する。
請求項(抜粋):
移動体に搭載され、複数個の測位システム衛星からの受信信号に基づいて前記各測位システム衛星の擬似距離と前記各受信信号のドップラーシフトとを測定し、前記移動体の位置及び速度を算出する測位システム衛星信号受信機において、前記測位システム衛星のうち前記受信信号が中断した受信中断衛星の前記ドップラーシフトの予測値を、受信継続中の残りの前記測位システム衛星の前記受信信号と、中断前に得られた前記移動体の移動方向、移動速度又は当該測位システム衛星信号受信機の発振器の周波数変動量のいずれかとから求めるドップラーシフト予測器と、前記受信中断衛星からの再開した受信信号から得られる前記ドップラーシフトの測定値と前記予測値とを比較し、前記予測値の精度に基づいて前記測定値の正誤を判定する比較判定器と、前記測定値が誤りと判定された場合には前記再開した受信信号以外の前記受信信号に基づいて前記移動体の位置及び速度を算出する測位演算器と、を有することを特徴とする測位システム衛星信号受信機。
IPC (2件):
FI (2件):
引用特許:
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