特許
J-GLOBAL ID:200903011905558916

金属Vベルト

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大西 正悟
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-244936
公開番号(公開出願番号):特開2000-074150
出願日: 1998年08月31日
公開日(公表日): 2000年03月07日
要約:
【要約】【課題】 適正なエレメント間クリアランスを保つことができ、且つ、耐ピッチング性能を充分に満たす構成の金属Vベルトを提供する。【解決手段】 無負荷停止時のクリアランスCsとヘルツ応力に起因して発生するクリアランスChの和として得られるトータルクリアランスCtの許容値Ctoを雄カップリング28の高さh以下の値に定めるとともに、ロッキングエッジ26に作用する最大ヘルツ応力の許容値σhmoを対ピッチング寿命を満たすヘルツ応力の上限値σho以下の値に定め、ロッキングエッジの曲率半径Rが、最大ヘルツ応力の許容値σhmoに対応して決定される曲率半径R1と、トータルエレメント間クリアランスの許容値Ctoに対応して決定される曲率半径R2とに対して、R1≦R≦R2を満足する範囲内に設定される。
請求項(抜粋):
無端ベルト状の金属リング部材と、この金属リング部材に沿って支持された多数の金属エレメント部材とからなり、駆動プーリと従動プーリに掛け渡されて動力を伝達する金属Vベルトにおいて、前記金属エレメント部材は、対向する前記金属エレメント部材に当接して傾く軸となる断面凸円弧状のロッキングエッジを有するとともに、主面に凸部及び凹部を有し、前記凸部及び前記凹部を隣接する前記金属エレメント部材同士で互いに嵌合させることにより前記金属リング部材上に整列することができるようになっており、前記金属Vベルトを前記駆動プーリ及び前記従動プーリに掛け渡したときの無負荷停止時のエレメント間クリアランスと、前記金属Vベルトによる動力伝達中に前記金属エレメント部材の前記ロッキングエッジに作用するヘルツ応力に起因して発生するエレメント間クリアランスとの和として得られるトータルエレメント間クリアランスの許容値を前記凸部の突出高さ以下の値に定めるとともに、前記金属Vベルトによる動力伝達中に前記ロッキングエッジに作用する最大ヘルツ応力の許容値を前記金属エレメント部材の対ピッチング寿命を満たす最大のヘルツ応力以下の値に定め、前記ロッキングエッジの曲率半径Rが、前記最大ヘルツ応力の許容値に対応して決定される曲率半径R1と、前記トータルエレメント間クリアランスの許容値に対応して決定される曲率半径R2とに対して、R1≦R≦R2を満足する範囲内に設定されたことを特徴とする金属Vベルト。
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 無段変速機用Vベルト
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-058252   出願人:日産自動車株式会社
  • 特公平8-030517
  • 伝動ベルト
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-202786   出願人:日産自動車株式会社
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