特許
J-GLOBAL ID:200903012212169726

合成ケイ素/ゲルマニウム-金属鉱物粒子を含むタルク組成物の調製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 園田 吉隆 ,  小林 義教
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-520006
公開番号(公開出願番号):特表2009-543754
出願日: 2007年07月13日
公開日(公表日): 2009年12月10日
要約:
結晶および層構造を有し、次式で表される、合成ケイ素/ゲルマニウム-金属鉱物粒子を含むタルク組成物と呼ばれる組成物の調製方法であって、 (SixGe1-x)4M3O10(OH)2 [式中、Mが、少なくとも1種の二価金属を指し、式Mgy(1)Coy(2)Zny(3)Cuy(4)Mny(5)Fey(6)Niy(7)Cry(8)を有し、各y(i)が のような間隔[0;1]の実数であり、 xが間隔[0;1]の実数である] とき、式を有する 液体状態で式(SixGe1-x)4M3O11、n’H2Oのケイ素/ゲルマニウム-金属ゲルの水熱処理を行い、調製すべきケイ素/ゲルマニウム-金属鉱物粒子に所望される粒度および構造安定性に応じて選択された時間、300°C〜600°Cの温度で前記水熱処理を行うことを特徴とする方法。 前記水熱処理の終了時、コロイドタルク組成物を回収し、個別化されたケイ素/ゲルマニウム-金属鉱物粒子を含むタルク組成物を得るために前記コロイドタルク組成物を乾燥ステップ、次いで機械的粉砕ステップにかけることを特徴とする請求項1に記載の方法。 メタケイ酸ナトリウム溶液(Na2OSiO2)およびメタゲルマニウム酸ナトリウム溶液(Na2OGeO2)から選択された少なくとも1種の塩溶液を含み、下記のモル濃度比を有する液体組成物と、 塩化マグネシウム(MgCl2)、塩化ニッケル(NiCl2)、塩化コバルト(CoCl2)、塩化亜鉛(ZnCl2)、塩化銅(CuCl2)、塩化マグネシウム(MnCl2)、塩化鉄(FeCl2)、および塩化クロム(CrCl2)から選択された少なくとも1種の二価金属塩化物を含み、前記金属塩化物のそれぞれについて下記のようなモル濃度比を有する金属塩化物溶液(MCl2)の、 塩酸溶液の存在下での共沈反応によって、前記ケイ素/ゲルマニウム-金属ゲルを調製することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。 オートクレーブで前記ケイ素/ゲルマニウム-金属ゲルの水熱処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。 液体の量をcm3で表し、固体の量をグラムで表したとき、0.83程度の液体/固体比を有する液化ケイ素/ゲルマニウム-金属ゲルで水熱処理を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。 300°C程度の温度で水熱処理を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。 400°C程度の温度で水熱処理を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。 500°C〜600°C程度の温度で前記水熱処理を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。 16バール程度の圧力で前記水熱処理を行うことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。 攪拌しながら水熱処理を行うことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。 式(SixGe1-x)4M3O11、n’H2Oの前記ケイ素/ゲルマニウム-金属ゲルを調製するために、以下のステップ、すなわち 塩化マグネシウム(MgCl2)、塩化ニッケル(NiCl2)、塩化コバルト(CoCl2)、塩化亜鉛(ZnCl2)、塩化銅(CuCl2)、塩化マグネシウム(MnCl2)、塩化鉄(FeCl2)、および塩化クロム(CrCl2)から選択された少なくとも1種の金属塩化物の適量の吸湿性結晶組成物を、ある体積の水中に溶かすことによって金属塩化物の酸性組成物を調製し、次に塩酸(HCl)をこれに加えるステップと、 メタケイ酸ナトリウムおよびメタゲルマン酸ナトリウムから選択されたある量の少なくとも1種の塩を適当な体積の水中に溶かすことによって液体組成物を調製するステップと、 共沈反応終了時にNa+およびCl-イオンが等モル量で存在するように種々の反応物質の使用量が選択され、共沈ゲルを形成させるように選択された比で2種の水性組成物を混合するステップと を順次実施することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。 前記ケイ素/ゲルマニウム-金属ゲルの水熱処理の前に、共沈反応時に形成された塩化ナトリウムを前記ゲルから除去するために蒸留水でこのゲルを洗浄することを特徴とする請求項11に記載の方法。 式(SixGe1-x)4M3O10(OH)2を有する合成ケイ素/ゲルマニウム-金属鉱物粒子を含むタルク組成物であって、 [Mが少なくとも1つの二価金属を指し、式Mgy(1)Coy(2)Zny(3)Cuy(4)Mny(5)Fey(6)Niy(7)Cry(8)を有し、各y(i)が のような間隔[0;1]の実数であり、 xが間隔[0;1]の実数である] 前記合成ケイ素/ゲルマニウム-金属鉱物粒子のX線回折解析により、 面(001)の場合、9.40Å〜9.68Å程度の距離にあるピーク 面(020)の場合、4.50Å〜4.75Åにおけるピーク 面(003)の場合、3.10Å〜3.20Åにおけるピーク 面(060)の場合、1.50Å〜1.55Åにおけるピーク のような特徴的な回折ピークを有する回折図が得られることを特徴とするタルク組成物。 面(001)に対応する回折ピークが9.55Å〜9.65Å程度の距離にあることを特徴とする請求項13に記載のタルク組成物。 前記合成ケイ素/ゲルマニウム-金属粒子が10nm〜10μmに含まれる単峰性および単分散の分布粒度を有することを特徴とする請求項13または14に記載のタルク組成物。 前記合成ケイ素/ゲルマニウム-金属粒子が個別化された粉の形態で存在することを特徴とする請求項13から15のいずれか一項に記載のタルク組成物。 前記合成ケイ素/ゲルマニウム-金属粒子が液体中に個別化され分散して存在することを特徴とする請求項13から16のいずれか一項に記載のタルク組成物。 前記合成ケイ素/ゲルマニウム-金属粒子が相互に凝集した形態で存在し塊を形成することを特徴とする請求項13から17のいずれか一項に記載のタルク組成物。
請求項(抜粋):
結晶および層構造を有し、次式で表される、合成ケイ素/ゲルマニウム-金属鉱物粒子を含むタルク組成物と呼ばれる組成物の調製方法であって、 (SixGe1-x)4M3O10(OH)2 [式中、Mが、少なくとも1種の二価金属を指し、式Mgy(1)Coy(2)Zny(3)Cuy(4)Mny(5)Fey(6)Niy(7)Cry(8)を有し、各y(i)が
IPC (2件):
C01B 33/40 ,  C01G 49/00
FI (2件):
C01B33/40 ,  C01G49/00 A
Fターム (53件):
4G002AA06 ,  4G002AB02 ,  4G002AD04 ,  4G002AE01 ,  4G002AE05 ,  4G073BA02 ,  4G073BA04 ,  4G073BA10 ,  4G073BA28 ,  4G073BA32 ,  4G073BA36 ,  4G073BA40 ,  4G073BA44 ,  4G073BA48 ,  4G073BA52 ,  4G073BA63 ,  4G073BA64 ,  4G073BA81 ,  4G073BD01 ,  4G073BD21 ,  4G073CB07 ,  4G073CC03 ,  4G073CD01 ,  4G073FB19 ,  4G073FB48 ,  4G073FB50 ,  4G073FC04 ,  4G073FC05 ,  4G073FC13 ,  4G073FC25 ,  4G073FC26 ,  4G073FC29 ,  4G073FC30 ,  4G073FD01 ,  4G073FD02 ,  4G073FD11 ,  4G073FD15 ,  4G073FD17 ,  4G073FD20 ,  4G073FD21 ,  4G073FD25 ,  4G073FF02 ,  4G073GA03 ,  4G073GA11 ,  4G073GB02 ,  4G073GB07 ,  4G073UA11 ,  4G073UB18 ,  4G073UB21 ,  4G073UB22 ,  4G073UB29 ,  4G073UB31 ,  4G073UB43
引用特許:
審査官引用 (8件)
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