特許
J-GLOBAL ID:200903012624199174

エコー抑圧装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西川 惠清 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-092622
公開番号(公開出願番号):特開2002-290286
出願日: 2001年03月28日
公開日(公表日): 2002年10月04日
要約:
【要約】【課題】帰還経路の利得が1倍以上であっても適応フィルタの演算においてオーバーフローを生じることなく所望のエコー抑圧量を得る。【解決手段】エコー抑圧装置ECは適応フィルタ1並びに減算器2を備え、適応フィルタ1の前段に増幅器3が設けられる。マイクロホンM及びスピーカSの前方が無反射の状態において予め測定された帰還経路HABの利得G0[dB]と、想定される拡声通話装置の設置環境における反射条件を考慮した余裕利得MG[dB]との和を増幅器3の利得Gとする。このため、適応フィルタ1が固定小数点演算型のプロセッサで構成されている場合において帰還経路HABの利得が1倍以上となっても、適応フィルタ1の演算においてオーバーフローを生じることなく、所望(例えば、利得が1倍未満の場合と同程度)のエコー抑圧量を得ることができる。
請求項(抜粋):
マイクロホンとスピーカを用いて拡声通話を行う拡声通話系に用いられ、スピーカからマイクロホンへの回り込みなどによって生じるエコーを抑圧するエコー抑圧装置において、スピーカとマイクロホンの音響結合などにより形成される帰還経路のインパルス応答を適応的に同定して帰還経路への入力信号から帰還経路のエコー成分を推定する適応フィルタと、適応フィルタで推定されたエコー成分を帰還経路からの出力信号より減算する減算器と、適応フィルタの前段又は後段に設けられ、エコー成分がマイクロホンとスピーカとの間での反射が無反射状態となる予め求められた最小値となるときの帰還経路の帰還利得に所定の余裕利得を加算した利得を有する増幅器とを備えたことを特徴とするエコー抑圧装置。
IPC (3件):
H04B 3/20 ,  H04M 1/60 ,  H04M 9/08
FI (3件):
H04B 3/20 ,  H04M 1/60 C ,  H04M 9/08
Fターム (9件):
5K027BB03 ,  5K027DD10 ,  5K027HH01 ,  5K038AA07 ,  5K038FF13 ,  5K046HH13 ,  5K046HH37 ,  5K046HH57 ,  5K046HH79
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • エコーキャンセラ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-348227   出願人:株式会社神戸製鋼所
  • 反響消去装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-017409   出願人:日本電信電話株式会社
  • エコ-キャンセラ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-280546   出願人:岩崎通信機株式会社

前のページに戻る