特許
J-GLOBAL ID:200903012758096126

平板状熱伝導体の熱接続構造

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-039489
公開番号(公開出願番号):特開平11-201668
出願日: 1998年01月16日
公開日(公表日): 1999年07月30日
要約:
【要約】【目的】 二枚の平板状熱導体を伝熱的に且つ接続部を軸として開閉可能に接続すると共に従来不可能であった大容量の熱量を両平板間で輸送することを可能にする。【構成】 両平板状熱導体を柔軟性及び可撓性に富む素材で形成し、放熱側平板の一端を、回転軸を有する中空円筒の外周の所定の部分に巻きつけ接着固定し、受熱側平板の一端を放熱側平板の湾曲外周に沿って滑動自在に配置し、受熱側平板の湾曲外周の所定の部分はその湾曲外周に添った湾曲内周を有する固定支持体で支持すると共にその支持部分で相互に接着固定した。また両平板状熱導体の双方または少なくとも受熱側平板は蛇行細管ヒートパイプを内蔵した平板状ヒートパイプで構成した。[効果] 中空円筒をかなめとして自在に開閉することが可能な接続構造が得られると共に幅50mm、厚さ1.9mmの薄形プレートヒートパイプでも数十W以上の熱量を輸送する熱接続がが可能になった。
請求項(抜粋):
二枚の平板状熱伝導体の熱接続構造において、相互間に熱量を良好に伝導せしめる、可撓性と柔軟性に富む薄形の受熱側平板状熱伝導体Bと、放熱側平板状熱伝導体Aと、回転軸を有する中空金属円筒と、中空金属円筒を外周方向から受ける円筒支持体とを主たる構成要素とし、薄形の両平板状熱伝導体A、Bは夫々の一端が中空金属円筒の外周上において相互に重ね合わせられ伝熱的に接続されてあるとともに、A、Bの重ね合わせ部はA、B相互間の滑動は自在であり、Aの一端は、端縁が中空金属円筒の軸方向に平行に中空金属円筒の外周上の所定の位置に保持されて、中空金属円筒の外周に沿って円弧形状に湾曲形成されて接着固定されてあり、Bの一端は、Aの一端の湾曲外周に倣って円弧形状に湾曲形成されてあるとともに、Bの湾曲外周に倣う円弧状凹面形の支持面を有する円筒支持体の支持面に接着固定されてあり、円筒支持体は機器筐体に固定して設けられてあり、このような熱接続構造によりA、Bは中空金属円筒をかなめとして開閉が自在になっており、更に夫々の平板状熱伝導体A、Bの放熱側Aは蛇行細管ヒートパイプを内蔵した薄形平板状ヒートパイプ若しくは熱伝導性の良好な薄形金属平板であり、受熱側Bは蛇行細管ヒートパイプを内蔵した薄形平板状ヒートパイプであり、更に中空金属円筒外表面、両薄形平板状熱伝導体A,Bの湾曲部表面、及び円筒支持体の支持面等の相互間における滑動部表面には熱伝導性の良好な潤滑手段が施されてあることを特徴とする平板状熱伝導体の熱接続構造。
IPC (3件):
F28D 15/02 ,  F28D 15/02 101 ,  H05K 7/20
FI (4件):
F28D 15/02 L ,  F28D 15/02 101 H ,  F28D 15/02 101 N ,  H05K 7/20 W
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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