特許
J-GLOBAL ID:200903013554678998

高強度等速ジョイント用外輪およびその製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小谷 悦司 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-235547
公開番号(公開出願番号):特開平9-280262
出願日: 1996年09月05日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】 ねじり疲労特性を更に向上し、近年のニーズに応えることができると共に、加工性にも優れた動力伝達系部品、とりわけセレーション部を有する高強度等速ジョイント用外輪、およびこうした高強度等速ジョイント用外輪を製造する為の有用な方法を提供する。【解決手段】 化学成分組成を適切に調整した鋼を、850〜950°Cの温度範囲で鍛造して整細粒組織の素形材とした後、冷間鍛造、切削加工および転造加工を施すことによって、インボリュートセレーション部およびねじ部を有する所定の形状に成形加工し、引き続きインボリュートセレーション部に高周波焼入れおよび焼戻しを行なうことによって、インボリュートセレーション端部における旧オーステナイト結晶粒をJIS粒度番号で8以上、該端部の表面硬さをHVで720以上にすると共に、該端部における硬さがHVで450となる有効硬化層深さCDと軸部の半径Rとの比(CD/R)が0.35〜0.60となる様にする。
請求項(抜粋):
インボリュートセレーション部およびねじ部を有する等速ジョイント用外輪であって、C:0.45〜0.53%(質量%の意味、以下同じ),Si:0.05〜0.25%,Mn:0.7〜1.0%,Al:0.01〜0.05%,Mo:0.2〜0.4%,N:0.003〜0.012%を夫々含有し、残部Feおよび不可避不純物からなり、且つ不可避不純物中のCrを0.05%以下,Pを0.015%以下,Sを0.01%以下,Oを0.002%以下に夫々抑制してなる鋼を素材とし、前記インボリュートセレーション端部における旧オーステナイト結晶粒がJIS粒度番号で8以上、該端部の表面硬さがHVで720以上であると共に、該端部における硬さがHVで450となる有効硬化層深さCDと軸部半径Rとの比(CD/R)が0.35〜0.60であることを特徴とする高強度等速ジョイント用外輪。
IPC (5件):
F16D 3/20 ,  C21D 9/40 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/12 ,  C22C 38/22
FI (5件):
F16D 3/20 ,  C21D 9/40 A ,  C22C 38/00 301 Z ,  C22C 38/12 ,  C22C 38/22
引用特許:
審査官引用 (6件)
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