特許
J-GLOBAL ID:200903014169954220

防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 中島 淳 ,  加藤 和詳 ,  西元 勝一 ,  福田 浩志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-312734
公開番号(公開出願番号):特開2007-120598
出願日: 2005年10月27日
公開日(公表日): 2007年05月17日
要約:
【課題】入力振動が低周波域振動から高周波域振動に変化した際に、液圧解放路を通して加圧空間内の液体を副液室内へ流出させることにより、プランジャ部材を開放位置側へ円滑に移動させ、かつ液圧解放路の設置による装置サイズの大型化を防止する。【解決手段】防振装置10では、加圧空間130を副液室44へ連通させた液圧解放路126が、プランジャ部材78が開放位置側へ移動する際に、内部を流通する液体の流通量を制限しつつ、加圧空間130内の液体を副液室44内へ流出させる。これにより、アイドル振動の入力時にプランジャ部材78が閉塞位置から開放位置へ移動(復帰)する際に、プランジャ部材78からの圧縮力を受けた加圧空間内の液体が液圧解放路126を通して副液室44内へ流出し、加圧空間130内の液圧の上昇が抑制される。この液圧解放路126は軸方向に沿って主液室42及び副液室よりも内側に配設されている。【選択図】図1
請求項(抜粋):
振動発生部及び振動受け部の一方に連結される第1の取付部材と、 振動発生部及び振動受け部の他方に連結される第2の取付部材と、 前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に配置された弾性体と、 前記弾性体を隔壁の一部として液体が封入され、該弾性体の弾性変形に伴って内容積が変化する主液室と、 液体が封入され内容積が拡縮可能とされた副液室と、 前記主液室と前記副液室とを互いに連通する第1の制限通路と、 前記主液室と前記副液室とを互いに連通し、前記第1の制限通路よりも液体の流通抵抗が小さい第2の制限通路と、 前記主液室と前記副液室との間に設けられ、液体が封入されたシリンダ室と、 前記シリンダ室内を、前記第2の制限通路の一部を構成すると共に前記副液室に連通したオリフィス空間と前記第2の制限通路から隔離された液圧空間とに区画し、前記オリフィス空間及び前記液圧空間の拡縮方向に沿って所定の開放位置と閉塞位置との間で移動可能とされたプランジャ部材と、 前記オリフィス空間内に面するように設けられ、前記第2の制限通路における該オリフィス空間と他の部分とを連通させるオリフィス開口と、 前記プランジャ部材を、前記液圧空間を縮小する前記開放位置側へ付勢する付勢部材と、 前記主液室と前記液圧空間との間に配置され、前記主液室内の液圧変化に伴って該主液室と前記液圧空間との間で一方向へのみ液体を流通させ得る逆止弁と、 前記液圧空間を前記副液室へ連通させると共に、前記拡縮方向に沿って前記主液室及び前記副液室よりも内側に配設され、前記プランジャ部材が前記付勢部材の付勢力により前記開放位置側へ移動する際に、内部を流通する液体の流通量を制限しつつ、前記液圧空間内の液体を流出させる液圧解放路と、を有し、 前記プランジャ部材が、前記付勢部材の付勢力により前記開放位置へ移動すると、前記オリフィス開口を開放し、前記液圧空間内の液圧により前記付勢部材の付勢力に抗して前記前記閉塞位置に移動すると、前記オリフィス開口を閉塞させることを特徴とする防振装置。
IPC (3件):
F16F 13/18 ,  F16F 13/10 ,  F16F 13/06
FI (4件):
F16F13/00 620P ,  F16F13/00 620D ,  F16F13/00 620S ,  F16F13/00 620R
Fターム (6件):
3J047AA03 ,  3J047AA15 ,  3J047AB01 ,  3J047CA10 ,  3J047DA02 ,  3J047FA02
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 防振装置
    公報種別:再公表公報   出願番号:JP2004003210   出願人:株式会社ブリヂストン
  • 緩衝器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-137935   出願人:シーケーディ株式会社
審査官引用 (1件)
  • 緩衝器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-137935   出願人:シーケーディ株式会社

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