特許
J-GLOBAL ID:200903014974063308

コークス乾式消火設備の操業方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高野 茂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-055691
公開番号(公開出願番号):特開2001-240862
出願日: 2000年03月01日
公開日(公表日): 2001年09月04日
要約:
【要約】【課題】 コークス炉から窯出しされた赤熱コークスを冷却塔に装入し、冷却用不活性ガスで冷却し、その高温顕熱をボイラーで回収し、蒸気発生量の高位安定と回収ガス発熱量の安定化が可能なコークス乾式消火設備の操業方法の開発。【解決手段】 冷却予備室12の管理及び目標温度を設定し、管理の上限、下限、目標温度の少なくとも1つと冷却予備室温度測定値との偏差に応じて冷却予備室の上部空間12a部に空気を吹込み、可燃成分を燃焼させ、燃焼ガスと冷却予備室内コークス間でソリューションロス及び水性ガス化反応を起こさせ、冷却塔フリュー出口16aからボイラー2入口までの流路の複数箇所に空気を吹き込み、前記反応で生成したCO及びH2を燃焼させる。上記流路への空気は、冷却塔フリュー出口、上記流路途中の除塵板上流側、下流側に適宜吹き込む。
請求項(抜粋):
コークス炉から窯出しされた赤熱コークスを、上部に冷却予備室を有する冷却塔に、当該冷却塔の上部に設けられた装入口から装入すると共に、当該冷却塔の下部から不活性ガスを導入し、当該不活性ガスを媒体として前記赤熱コークスの顕熱をボイラーにおいて回収し、蒸気を発生させると共に、当該不活性ガスを前記冷却塔と前記ボイラーとの間を循環する循環ガスとして流すコークス消火設備の操業方法において、前記冷却予備室の管理温度範囲及び目標温度を設定し、設定された当該管理温度範囲の上限値及び下限値、並びに当該目標温度の内少なくともいずれか1つと、前記冷却予備室の温度測定値との温度偏差に応じて、前記冷却予備室の上部空間部に空気を吹込み、前記冷却予備室内の可燃成分を燃焼させ、生成した燃焼ガスと前記冷却予備室内コークスとの間でソリューションロス反応及び水性ガス化反応を起こさせ、次いで、前記冷却塔のフリュー出口から前記ボイラー入口に至るまで間の前記循環ガスの流路の途中に空気を吹き込み、前記ソリューションロス反応及び水性ガス化反応で生成した、当該循環ガス中の可燃性ガス成分を当該吹込み空気で燃焼させ、前記ボイラーによる蒸気の回収量とコークス消火設備における回収ガスの発熱量とを共に安定させることを特徴とする、コークス乾式消火設備の操業方法。
Fターム (3件):
4H012DA02 ,  4H012DA09 ,  4H012DA11
引用特許:
審査官引用 (8件)
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