特許
J-GLOBAL ID:200903015237443244

量子暗号を用いた鍵配布方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 詔男 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-090178
公開番号(公開出願番号):特開2000-286841
出願日: 1999年03月30日
公開日(公表日): 2000年10月13日
要約:
【要約】【課題】 伝送効率を高めると共に、盗聴検知の感度を向上する。【解決手段】 送信者101は、単一光子光源108から放出される光パルス103に対して、ランダムにビット値および偏光回転角θを選択する。送信者101は変調器109および偏光回転子A1により光パルス103を順次処理する。光パルス103が伝送路部104Cを経て受信者サイト104Bに到達した時点で、送信者101は古典的公開チャネル105を通じて偏光回転角θの値を受信者102に通知する。受信者102は、遅延Cから出てきた光パルス103の偏光軸を偏光回転子A2により(-θ)回転し、0°系測定器からなる受光器B2を用いて偏光軸を測定し、受信側乱数表107を作成する。送信者101は送信側乱数表106から、受信者102は受信側乱数表107からテストビットを抽出し、古典的公開チャネル105を介して互いに通知し合うことで照合を行う。
請求項(抜粋):
送信者が、直交する2つの量子力学的状態に1ビットのデータを対応させることによって第1の信号を変調し、前記第1の信号を量子チャネルを介して受信者へ送信することによって乱数表の配布を行い、前記第1の信号が前記受信者に到達した後に、古典チャネルを介して前記第1の信号の測定方法を前記受信者に通知し、前記受信者は、受信した前記第1の信号を所定時間保持し、前記第1の信号の測定方法に基づいた測定によって得られる1ビットのデータから前記乱数表を作成し、前記送信者は送信した前記乱数表から、前記受信者は受信した前記乱数表からそれぞれテストデータを抽出し、古典チャネルを介して前記テストデータを互いに通知し合うことによって照合し、前記量子チャネルにおける盗聴が無いことを確認した上で前記テストデータを間引いた前記乱数表を共通鍵とする量子暗号を用いた鍵配布方法において、前記送信者は、前記第1の信号毎に、複数の量子力学的状態の中からランダムに前記直交する2つの量子力学的状態を選択することを特徴とする量子暗号を用いた鍵配布方法。
IPC (3件):
H04L 9/38 ,  H04B 10/00 ,  H04L 9/08
FI (4件):
H04L 9/00 691 ,  H04B 9/00 Z ,  H04L 9/00 601 B ,  H04L 9/00 601 E
Fターム (8件):
5J104AA05 ,  5J104AA16 ,  5J104AA41 ,  5J104EA24 ,  5K002AA05 ,  5K002CA14 ,  5K002FA02 ,  5K002GA00
引用特許:
審査官引用 (6件)
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