特許
J-GLOBAL ID:200903015523931612

放射化汚染材料の除染方法とその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 猪股 祥晃 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-113038
公開番号(公開出願番号):特開2000-304896
出願日: 1999年04月21日
公開日(公表日): 2000年11月02日
要約:
【要約】【課題】放射化汚染材料からコバルト,ニッケルを分離した場合、分離金属からの再汚染を防止して、より高い分離効率と回収率を達成させる。【解決手段】電解槽1内に溶融塩8と溶融金属9の二相を配置し、溶融塩8中に放射化汚染材料7を投入する陽極バスケット4と、分離した金属を回収する陰極5との間に隔壁2を設ける。隔壁2の下端部は溶融金属9中に一部が没入している。これにより、放射能成分であるコバルトやニッケルを還元し、抽出することができる溶融金属9との接触性を高め、溶融金属界面12で鉄やクロムを分離し、溶融金属9中または陰極5においてコバルトやニッケルを回収する。
請求項(抜粋):
電解槽内に溶融塩と溶融金属の二相を上下に設け、陽極と陰極間を区隔する隔壁を設け、Fe及びCrの少なくとも一方を主体とし、放射性のNi及びCoの少なくとも一方を含む放射化汚染材料を陽極溶解またはハロゲンガスを用いて溶解する溶解工程と、この溶解工程により析出したFe及びCrの少なくとも一方を電解により還元する還元工程と、前記溶解工程で溶融塩中に溶解したNi及びCoの少なくとも一方を溶融金属中に移行し、陰極でFe及びCrの少なくとも一方を抽出する抽出工程と、前記溶融塩を蒸留して塩を除去し、Fe及びCrの少なくとも一方を回収する溶融塩蒸留工程と、前記溶融金属を蒸留してNi及びCoの少なくとも一方を除去する溶融金属蒸留工程とを具備したことを特徴とする放射化汚染材料の除染方法。
IPC (2件):
G21F 9/28 571 ,  G21F 9/28
FI (2件):
G21F 9/28 571 A ,  G21F 9/28 571 F
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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