特許
J-GLOBAL ID:200903016684750185

光記録媒体用対物レンズおよびこれを用いた光ピックアップ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川野 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-188832
公開番号(公開出願番号):特開2005-025830
出願日: 2003年06月30日
公開日(公表日): 2005年01月27日
要約:
【目的】一方の波長の光に対して実質的な開口数を小さくする輪帯部を、2つの開口数に相当する光束径の間の任意の位置に設定することで、輪帯部を形成する位置の設計自由度を高め、光学性能を良好にするためのレンズ設計を容易とする。【構成】対物レンズ8の光源側の面16は不連続な非球面とされ、かつ1つの所定位相差関数で表される回折光学面が、輪帯部14を構成する各段差部分14a、14bでその位相差が2πの整数倍となるように形成されている。対物レンズ8により波長657nm程度のレーザ光は良好に収差補正されてDVD9aの記録領域10a上に収束せしめられ(図1(B))、波長790nm程度のレーザ光は良好に収差補正されてCD-R9bの記録領域10b上に収束せしめられる(図1(C))。輪帯部14の形成位置は、2つの記録媒体の開口数の間の位置とされ設計自由度が大とされており、その大きさについては所定の式を満足する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
情報の記録または再生がなされる際に、第1開口数および第1波長に対応する第1光記録媒体、ならびに第2開口数および第2波長に対応する第2光記録媒体に対して、使用光を各々所定の位置に収束させるための光記録媒体用対物レンズにおいて、 前記対物レンズは、前記第1波長の光を第1の所定位置に収束せしめ、かつ前記第2波長の光を第2の所定位置に収束せしめるように構成されるとともに、前記対物レンズの少なくとも一方の面には、前記第1波長および前記第2波長のうちいずれか一方の波長をλ1、他方をλ2とした場合に、該波長λ1の光に対しては干渉効果により光束の外周部の光量を見かけ上消失せしめ、前記波長λ2の波長の光に対しては該外周部の光量をそのまま保持せしめるように作用する開口調整用輪帯部が設けられ、 該輪帯部は、該輪帯部が存在しないと仮定した場合に該輪帯部に相当する位置を通過する光と、該輪帯部が存在する場合に該輪帯部の形成位置を通過する光とが下記条件式(1)、(2)を満足するような、前記対物レンズの光軸を中心とする同心円状の2つの段差部の間に形成され、かつ該2つの段差部の各直径が前記第1開口数に相当する光束径および第2開口数に相当する光束径の間の値となるように設定されていることを特徴とする光記録媒体用対物レンズ。 Δ1=(2n+1)λ1/2+δ1 (1) Δ2=mλ2+δ2 (2) ただし、 Δ1:波長λ1において前記輪帯部が存在しないと仮定した場合に該輪帯部に相当する位置を通過する光と、該輪帯部が存在する場合に該輪帯部を通過する光との光路長差 Δ2:波長λ2において前記輪帯部が存在しないと仮定した場合に該輪帯部に相当する位置を通過する光と、該輪帯部が存在する場合に該輪帯部を通過する光との光路長差 m,n:整数 δ1、δ2:以下の範囲を満足する。 |δ1|≦0.25λ1 |δ2|≦0.25λ2
IPC (3件):
G11B7/135 ,  G02B13/00 ,  G02B13/18
FI (3件):
G11B7/135 A ,  G02B13/00 ,  G02B13/18
Fターム (18件):
2H087KA13 ,  2H087PA01 ,  2H087PA17 ,  2H087PB01 ,  2H087QA02 ,  2H087QA07 ,  2H087QA14 ,  2H087QA34 ,  2H087RA05 ,  2H087RA12 ,  2H087RA13 ,  2H087RA34 ,  2H087RA46 ,  2H087UA01 ,  5D789AA03 ,  5D789BA01 ,  5D789FA08 ,  5D789JA44
引用特許:
審査官引用 (4件)
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