特許
J-GLOBAL ID:200903017949381841

高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-151756
公開番号(公開出願番号):特開2003-340608
出願日: 2002年05月27日
公開日(公表日): 2003年12月02日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具を提供する。【解決手段】WC基超硬合金基体または炭窒化チタン系サーメット基体の表面に、AlとTiとCrの複合窒化物からなる1〜15μmの硬質被覆層と、層厚方向にそって、Al最高含有点(以下点A)とTi最高含有点(以下点B)とが所定間隔をおいて交互に繰り返し存在し、点Aから前記点B、点Bから点AへAlおよびTi含有量がそれぞれ連続的に変化する成分濃度分布構造を有し、さらに、点Aが、組成式:(Al1-(X+Z)TiXCrZ)N(ただし、原子比で、Xは0.05〜0.30、Zは0.01〜0.15を示す)、点Bが、組成式:(Ti(1-(Y+Z)AlYCrZ)N(ただし、原子比で、Yは0.15〜0.40、Zは0.01〜0.15を示す)、をそれぞれ満足し、かつ隣り合う点Aと点Bの間隔が、0.01〜0.1μmである硬質被覆層で構成する。
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金基体または炭窒化チタン系サーメット基体の表面に、AlとTiとCrの複合窒化物層からなる硬質被覆層を1〜15μmの全体平均層厚で物理蒸着してなる表面被覆超硬合金製切削工具において、上記硬質被覆層が、層厚方向にそって、Al最高含有点とTi最高含有点とが所定間隔をおいて交互に繰り返し存在し、かつ前記Al最高含有点から前記Ti最高含有点、前記Ti最高含有点から前記Al最高含有点へAlおよびTi含有量がそれぞれ連続的に変化する成分濃度分布構造を有し、さらに、上記Al最高含有点が、組成式:(Al1-(X+Z) TiXCrZ)N(ただし、原子比で、Xは0.05〜0.30、Zは0.01〜0.15を示す)、上記Ti最高含有点が、組成式:(Ti1-(Y+Z)AlYCrZ)N(ただし、原子比で、Yは0.15〜0.40、Zは0.01〜0.15を示す)、を満足し、かつ隣り合う上記Al最高含有点とTi最高含有点の間隔が、0.01〜0.1μmであること、を特徴とする高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具。
IPC (4件):
B23B 27/14 ,  B23B 51/00 ,  B23C 5/16 ,  C23C 14/06
FI (5件):
B23B 27/14 A ,  B23B 51/00 J ,  B23C 5/16 ,  C23C 14/06 A ,  C23C 14/06 L
Fターム (19件):
3C037CC02 ,  3C037CC04 ,  3C037CC09 ,  3C037CC11 ,  3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF11 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF19 ,  3C046FF25 ,  4K029AA04 ,  4K029BA58 ,  4K029BC02 ,  4K029BD05 ,  4K029CA04 ,  4K029DD06 ,  4K029EA01
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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