特許
J-GLOBAL ID:200903018070126135

高純度の水性シリカゾルの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-059692
公開番号(公開出願番号):特開平6-016414
出願日: 1993年02月24日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】 実質的にシリカ以外の如何なる他の多価金属酸化物も含有せず、コロイダルシリカの粒子が10〜30mμの平均粒子径と30〜50重量%のSiO2 濃度を持った安定な水性シリカゾルの簡単な製造方法。【構成】 本発明は、アルカリ金属ケイ酸塩や活性ケイ酸の水溶液に強酸又は強酸の塩を添加した溶液を調製する工程と、次に当該溶液をイオン交換樹脂で処理する工程と、次に当該イオン交換によって得られた溶液に同様な工程から得られた当該溶液を添加する事によってシリカゾルを調製する工程と、次に得られたシリカゾルをイオン交換樹脂で処理する工程と、更に得られたシリカゾルにアンモニアを添加する工程からなる。
請求項(抜粋):
下記(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)及び(g):(a) 強酸又は強酸の塩と、ケイ酸塩のシリカに対して重量濃度で300〜3000ppmのシリカ以外の他の多価金属酸化物を含むアルカリ金属ケイ酸塩を水に溶解する事によって、当該強酸の重量濃度で100〜10000ppm又は、当該強酸の塩の重量濃度で150〜15000ppm含有し、ケイ酸塩のSiO2 として1〜6重量%濃度となるアルカリ金属ケイ酸塩の水溶液を調製する工程、(b) (a)工程で得られた水溶液を、1時間当たり0.1〜10の空間速度で当該水溶液中の全ての金属イオンをイオン交換するに十分な量の水素型カチオン交換樹脂で満たされたカラムに通過する間、当該カラム内の溶液を0〜60°Cの温度に維持しながら通過させる工程、(c) (b)工程で得られた水溶液を、1時間当たり1〜10の空間速度で当該水溶液中の全てのアニオンをイオン交換するに十分な量の水酸基型アニオン交換樹脂で満たされたカラムに通過する間、当該カラム内の溶液を0〜60°Cの温度に維持しながら通過させる工程、(d) 水酸化カリウム水溶液又は水酸化ナトリウム水溶液を、(c)工程で得られた水溶液中に含まれるSiO2 の60〜200モルに対して当該水酸化物水溶液のNa2 O又はK2 Oの1モルの割合で(c)工程で得られた水溶液に添加し、当該添加の間得られた当該溶液の温度を0〜60°Cに維持する工程、(e) (d)工程で得られた溶液の5〜40重量部を、容器内を常圧又は減圧下に、当該容器内の液体の温度を70〜100°Cに保持して50〜200時間で当該容器内の(d)工程で得られた溶液の1重量部に連続的に供給し、当該供給の間、当該容器内の液体の容積が一定になる様に当該容器から蒸発水を除去する様に液体中の水を蒸発する事により、30〜50重量%のSiO2 濃度かつ10〜30mμの平均粒子径を持ったコロイダルシリカの安定な水性ゾルを形成する工程、(f) (e)工程で得られたゾルを、1時間当たり2〜20の空間速度で当該ゾル中の全ての金属イオンをイオン交換するのに十分な量の水素型のカチオン交換樹脂で満たされたカラムに通過する間、当該カラム内の当該ゾルを0〜60°Cの温度に維持しながら通過させる工程及び、(g) アンモニアを、(f)工程で得られたゾルに、当該ゾルの温度0〜100°CでpHが8〜10.5の値になる量で添加する工程からなる、実質的にシリカ以外の如何なる他の多価金属酸化物も含有せず、コロイダルシリカの粒子が10〜30mμの平均粒子径であり、かつ30〜50重量%のSiO2 濃度を持った安定な水性シリカゾルの製造方法。
引用特許:
出願人引用 (5件)
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