特許
J-GLOBAL ID:200903018256121826

拡声明瞭度改善装置および拡声明瞭度改善方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小栗 昌平 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-020003
公開番号(公開出願番号):特開2003-224898
出願日: 2002年01月29日
公開日(公表日): 2003年08月08日
要約:
【要約】【課題】 残響が生じやすい環境において明瞭度の高い拡声を実現可能な拡声明瞭度改善装置および拡声明瞭度改善方法を提供すること。【解決手段】 アナライザ1の解析部11は、音響シミュレーションシステムを内蔵しており、1/n〔オクターブ〕帯域の直接音の音声信号を生成すると共に、当該音声信号がスピーカ5を介して放送された際に測定用マイク7を介して音場から取得される音声データを解析し、残響時間が所定の時間を超えるもののみについて、前記音場から採取された音声データが示す音響エネルギーから、前記直接音に対応する音声信号がスピーカ5から出力される音声エネルギーを減算した結果得られた差分エネルギーをスタックする。その後、このスタックされた差分エネルギーを打ち消す逆伝達関数が生成され、プロセッサ2のイコライザ機能を実現するのに必要なイコライザパラメータが計算され設定される。
請求項(抜粋):
閉鎖的な空間内で行われる拡声の明瞭度を改善する拡声明瞭度改善装置であって、前記閉鎖的な空間内に設置されたスピーカから出力されたインパルス応答である測定インパルス応答を取得する測定インパルス応答取得手段、インパルス応答を計算によって求める計算インパルス応答算出手段、および前記スピーカから出力される音声の出力レベルを各周波数帯域で調整可能なイコライザ手段を有するプロセッサと、前記測定インパルス応答から残響時間が所定時間を超えているかを判定する残響時間判定手段、残響時間が前記所定時間を超す周波数帯域の前記測定インパルス応答と前記周波数帯域の前記計算インパルス応答との差分エネルギーを各周波数帯域毎に計算する差分エネルギー計算手段、および前記差分エネルギー計算手段が算出した各周波数帯域の差分エネルギーに基づいて、前記差分エネルギーを消去可能な逆伝達関数を作成する逆伝達関数作成手段を有し、前記プロセッサの前記イコライザ手段に対して、前記逆伝達関数作成手段が作成した逆伝達関数を満たすイコライザパラメータを設定するアナライザと、を備えたことを特徴とする拡声明瞭度改善装置。
IPC (3件):
H04R 3/04 101 ,  H03G 5/16 ,  H04R 27/00
FI (3件):
H04R 3/04 101 ,  H03G 5/16 E ,  H04R 27/00 G
Fターム (7件):
5D020CD04 ,  5D020CE01 ,  5J030AA02 ,  5J030AB01 ,  5J030AC19 ,  5J030AC27 ,  5J030AC28
引用特許:
出願人引用 (5件)
全件表示

前のページに戻る