特許
J-GLOBAL ID:200903018363935127

断層撮影画像内のアーチファクトを低減するための方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-177837
公開番号(公開出願番号):特開平8-173414
出願日: 1995年07月14日
公開日(公表日): 1996年07月09日
要約:
【要約】【目的】 円錐状ビームの幾何学的配置に伴って生じやすい画像アーチファクトを低減する。【構成】 円錐状ビーム走査装置において、取得した画像を、その画像の画素の密度に基いて軟組織の画像(86)と骨と空気の画像(88)に分解し、軟組織の画像をフィルタリング(104)することにより元の投影画像の中の不完全な周波数空間データの領域によって生じる画像アーチファクトを除去する。この修正した軟組織の画像を骨と空気の画像と再結合して(102)、合成画像(100)を得る。適用されるフィルタリングはz軸に沿った再構成された画像の位置に応じて定められる。
請求項(抜粋):
投影データの同時多重スライス取得によって生じるイメージング対象物の断層撮影画像内の画像アーチファクトを低減する方法に於いて、(a)イメージング対象物を通る軸のまわりの複数の角度で一組の投影データを取得するステップであって、上記投影データは軸に垂直にイメージング対象物を通過する第1の射線とイメージング対象物を通過するが上記軸に垂直でない第2の射線とに沿った減衰測定値であり、第2の射線の角度が垂直でないために周波数空間に変換された投影データの組に欠けた周波数空間データの領域が生じる投影データ取得ステップ、(b)上記投影データを再構成することにより、密度が変化する画素を持つ三次元の断層撮影画像データ組を作成するステップ、(c)上記三次元の断層撮影画像データ組を、密度値が所定の範囲内にある画素を含むミッドレンジ密度画像データ組、および密度値が上記所定の範囲の外にある画素を含むエキストリームレンジ密度画像データ組に分離するステップ、(d)上記軸に沿った画素値の位置の関数として変化するフィルタを用いて、上記ミッドレンジ密度画像データ組を空間的にフィルタリングすることにより、上記投影データ組の上記欠けた周波数空間データの領域に対応する周波数領域の中のその空間周波数の値を小さくするステップ、および(e)上記フィルタリングされたミッドレンジ密度画像データ組と上記エキストリームレンジ密度画像データ組を組み合わせることにより、断層撮影画像を作成するステップを含むことを特徴とする画像アーチファクト低減方法。
IPC (2件):
A61B 6/03 350 ,  G06T 1/00
引用特許:
審査官引用 (3件)

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