特許
J-GLOBAL ID:200903019043424350

重合用触媒及び該触媒系を用いる重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大谷 保
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-263934
公開番号(公開出願番号):特開平7-002917
出願日: 1993年10月21日
公開日(公表日): 1995年01月06日
要約:
【要約】【目的】 工業的プロセスにおいて効率的な70〜200°C、あるいはそれ以上の温度で高活性を有し、分子量が大きく、分子量分布の制御も可能で、しかも均質な組成の重合体を与える重合用触媒、及びこれを用いて単独重合体や共重合体を製造する方法を提供すること。【構成】 (A)一般式(I)Ld MXe Yf Zg ・・・(I)(式中の各記号は明細書に記載のとおりである。)で示される遷移金属化合物、(B)該(A)成分の遷移金属化合物又はその派生物からイオン性の錯体を形成しうる化合物及び場合により(C)有機アルミニウム化合物を含有する重合用触媒、並びに前記重合用触媒の存在下、単量体を単独重合又は共重合させる重合体の製造方法である。
請求項(抜粋):
(A)一般式(I)Ld MXe Yf Zg ・・・(I)〔式中、Mは周期律表第3〜10族又はランタノイド系列若しくはアクチノイド系列の金属を示し、Lは式【化1】(ここで、A,B及びCは周期律表第13族、14族、15族又は16族の元素を示し、かつA及びCの少なくとも一方は15族の元素を示し、A-B間,B-B間及びB-C間はそれぞれ一重結合,二重結合又はその組合せにより連結されている。また、AはMに結合しており、Cは孤立電子対を持つ場合にはMに配位しており、M,A,B及びC間で共鳴している場合にはその共鳴により結合している。nは0〜10の整数を示し、各((R2 )b -B)は同じでも異なってもよい。R1 , R2 及びR3 は、それぞれ水素原子,ハロゲン原子,有機メタロイド基,アルコキシ基,アミノ基,炭化水素基又はヘテロ原子含有炭化水素基を示し、それらは互いに同一でも異なっていてもよく、R1 , R2 及びR3 間で架橋していてもよく、またR1 , R2 ,R3 とMとが架橋していてもよい。a,b及びcはそれぞれ0〜3の整数である。)を示し、dは1以上でかつMの原子価を超えない整数を示し、各L基は互いに同一でも異なっていてもよく、L基間で架橋していてもよい。Xは共役π電子を有する配位子、eは0又は1を示し、L基とX基との間で架橋していてもよい。Yはσ結合性の配位子又はキレート性の配位子を示し、fは0以上の整数で、〔Mの原子価-(d+e)〕に等しく、各Yは互いに同一でも異なっていてもよい。Zはルイス塩基を示し、gは0〜4の整数を示し、各Zは互いに同一でも異なっていてもよい。また、L基,XあるいはYとの間で架橋していてもよい。〕で表される遷移金属化合物、及び(B)活性化助触媒を含有することを特徴とする重合用触媒。
IPC (2件):
C08F 4/60 MFG ,  C08F 10/00
引用特許:
審査官引用 (5件)
全件表示

前のページに戻る